2004年5月24日の気持ち 自分は現実の外にいて
好きな時に現実に入って
いく。それが芸術か。 |
「知に働けば角が立つ、情に掉させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。」これは夏目漱石の「草枕」の冒頭です。この住みにくい世を長閑にし、人の心を豊かにするのが芸術だといっています。
夏目漱石はこの世の中の出来事の中に芸術を見つけて言葉にし、我々に見せるわけです。我ら凡人は容易に芸術をひねり出すことは叶わず、他人のものを拝観する事になります。文学然り絵画然り、文字は世の中に溢れていますが絵はどうでしょう。
一つの絵を三分くらい穴の開くほど見つめてみては如何です?目が乾いて涙が出そうになった時、何かが心に湧いてくるでしょう。長岡の近代美術館へいらっしゃい。 |