安塚町の菱ヶ岳の変わりよう
32
 2004年10月16日の気持ち
 ゲレンデ直登の先に台形の
菱ヶ岳が現れる。
 満を持しての言葉どおり、期待と不安の今月始めてで今年最後(グループでは)の山。10月は天候不順。山は久しぶり過ぎて足の裏も柔らかくなって来ていた。手ごろの山が近くに無く、選んだ安塚町の菱ヶ岳は遠かった。運転手の私としては山よりも運転で疲れてしまった。
 16年ぶりの菱ヶ岳は驚くほど変わっていた。ゲレンデの開発により登山道が無い。どんどん清水の上のゴンドラの頂上駅まではゲレンデの直登だ。そこまでは、分断された登山道を歩くよりはゲレンデ直登のほうが、望むと望まざるとにかかわらず安心な道になる。
 そのかわり眺望が良く開放感があり、気持ち良い秋の日と空気を胸いっぱい吸い込んだ。ゲレンデ途中でも振り返れば米山や刈羽黒姫山、柿崎の海がつかめるかのように目の前に広がっていた。
 終わり良ければ全てよし、今年の山の最後にふさわしい今日の日だった。あとは今年の山の反省会を残すのみになった。