季節外れの羽化
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 2004年11月23日の気持ち
 2004.10.22
栃尾市体育館にて
 おかめかぼちゃ品評会。
ユーモアとペーソスが
 混在している。
 今日トンボの羽化を見ました。池の傍の石にしがみついていました。ヤゴの抜け殻が隣にありました。季節ももうだし、羽もよれていて、色も薄くてすでに死んでいるのかと思いました。でも、もしかしてと思って午後にもう一度見たら、羽もぴんとして飛べそうな気配です。天気が良いのは今日だけらしいです。冬の雨に打たれてすぐ死んでしまうのでしょうが、何を間違って出てきたのでしょう。
 それにしても、この池は1週間前に水を抜いて掃除したばかりなのです。いったい何処にいたのでしょうか。今、成虫になっても交尾する相手もいないので、無駄に生まれてきたようなものです。それでも生きようとする意志は健気です。
 こういうのを見て芸術が生まれてきたのでしょうね。自分のような凡人には悲しいだけです。