ひつじの山。
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   2006年8月5日の気持ち
       2006年8月5日
  未丈ガ岳頂上東側草原にて。
  雪渓もあるが草原も成長しニッコウ
  キスゲが咲き始めている。手前の
  頂上が伐採されている山は奥只見
  丸山スキー場の丸山と思われる。


    
      1981年8月
  未丈ガ岳頂上にて。
  頂上は藪が迫り今よりもっと狭い。
  元気そうに見えるのは、酒を飲んだ
  あとのためか?これを撮っているの
  は風魔さん。このリュックは使ってい
  ないがまだある。
 この山は2回目、と言っても前回は1981年の8月で、友人3人(この時は30歳と29歳の若者)と登った。登ろうと言い出したのは風魔さんだったかもしれない。前夜にナキ沢の登山口に、確か自分の車とバーラーさんの車の2台で来たと思う。当然、宴会をしてから車中泊をした。前夜の宴会が長引いた上に朝方気温が下がり寒くて目が覚めてしまった。新聞か何かを身体に巻いて防寒対策をして眠りかけた矢先に、(まだ朝も早く暗いのに)釣り客が来てご丁寧に車の中をハンドライトで照らして行った為、またも眠りが妨げられてしまった。
 明るくなってから、朝食を済ませて登ったが、上りはよく覚えていない。多分、きつくてモーローとして登ったのだろうと思う。やっと頂上に着いて写真を撮ったあとは、雪渓の側の草原で昼食になったが、寝不足なのに昨夜の酒の残りを飲みすぎて幸せになって、眠くなってしまった。一眠りしたかったが時間も無く、強力な眠気と戦うために歌を歌いながら下りた。無理に歌っていたら、だんだん気持ち悪くなってしまい、やっとの事で下山した(自律神経失調症?)。だから下りも覚えていない。
 下りてからついに登山口で吐いてしまった。(多分風魔さんに)自分の車を運転してもらっての帰途に、回復したのか急に腹が減ってきて途中の食堂でうどんを食べた事も覚えている。そんなわけで余計な事は覚えているが、山の事は殆ど覚えていなかった。だからこの山は、途中に特徴が無いせいもあるが、2度目の山の様な気がしない。