言い訳。
59
   2006年7月26日の気持ち
       2006年7月26日
   (旧)守門村須原大倉登山口にて。
 天気予報は曇り、降水確率午前午後
 とも10%と言われたら梅雨だからこそ
 登らなくてはならないでしょう。右上は
 電波塔兼展望台らしい。鳥屋ヶ峰は
 左の杉の葉の影のピークの奥。
 今月の初めは登る気満々で早池峰山、栗駒山の2泊3日のツーリング登山を予定していました。その折角有った3連休も雨で潰れ、その後も毎日雨が続きました。単独行の未丈ヶ岳も下旬のグループ登山の俎倉山も雨で中止となりました。お陰で今までに無いほどプールに行く日が増えました。だからといって水泳が上達したとは言えないのですが…。
 今日を逃したらもう来月になってしまうという最後のチャンスでした。だから、夜勤明けで眠くても、暑い時間帯に登り始める事になっても、帰りに雨に遭っても仕方の無い事でした。という訳で、7月としては最初(で最後?)の山なのに、上りに1時間も掛からない山でお茶を濁す心算は無かったのですと、言い訳しておきます。
 この鳥屋ヶ峰は車で来ようと思えば、頂上まで5分と掛からない所まで林道が来ています(途中の道の状態は不明)。頂上も広いのですが周りに潅木が有って眺望が利きません(北側に少し開けている)。ですので、山の魅力としては途中の行程という事になります。今回の大倉集落からの道は、地図で見て、短かくて急で面白味が無さそうだと分かっていました。実際、途中の眺望も無く粘土質に苔が付いた道は滑りやすく、落ち葉も低い所は湿っていて滑りやすく(高くなるにつれて乾いて滑り難くなるよう)、人が通らない道は雰囲気も悪く何か出そうでした。ただ急登の粘土質の道は植生も洗い流してしまうため、手入れがされてない割には道がハッキリしていました。養分が豊富な登山口からの最初の上りはまったく刈り払いがしてないので、一体何処が道か分からない状態でした。夏草はびっしりと地面を覆い足元が全く見えず、しかも自分の背よりも高く、道を聞いた人が言った「マムシが出るかもしれない」の言葉を思い出し正しい道を探ることを止めました。地図を持っているのでどうせ藪こぎをするなら潅木の間を行く方が楽だろうと見当をつけて尾根に取り付いて登りました。まだ木の間を藪こぎする方が足元が見え、つかまる枝もあり楽でした。とは言え、今回のこのルートは未踏破なので歩いただけの事で、鳥屋ヶ峰に登るなら小平尾からの道がハイキングを楽しめる道なのでそちらをどうぞ(この大倉ルートは地震の影響がありませんでしたが、小平尾ルートは未確認です)。