単独行。
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   2006年10月15日の気持ち
       2006年10月15日
      本名御神楽岳にて。
 ガイドブックより2時間早く、自分の計
 画より1時間早く頂上に着いたため、
 行ったことが無かった本名御神楽に
 来てみた。こちらの方が低いので、別
 の山に行った感じでは無い。福島側
 から御神楽に登る途中の通過点のよ
 うだ。でもとにかく誰もいないピークで
 静かに飯を食うのが自分流。紅葉の
 御神楽も良い姿で見えている。
自分の単独行の山行は、あまり人が行かない所でしかもウイークデイに登る事が多いので、全く誰にも会わないのが普通です。今日は十数人ですが自分にとっては結構な量の人達に会いました。
 人が多い山の利点は、朝の草露に濡れない事、クマやヘビに遭い難い事、すす払い(クモの巣)しながら歩かなくてよい事、道が比較的ハッキリしている事、道から外れない限りは何があっても安心感がある事、他人を追い越すことで満足感が得られる事、知り合いに会ったりする事、滅多に無いが美人を見かける事、他人と話して山の情報が得られる事、愛想を良くすれば昼食時に食料を貰える事などです。
 欠点は、登山口の駐車場が混む事、せっかく挨拶をしても返されない事、道が崩れたりゴミが捨てられたりして山が荒れる事、道端に雲古を発見する事、つい他人と競争して負けてしまう事、狭い道に団体がいる場合追い越し難い事、話好きな人に捕まってしまうと自分のペースで歩けない事、ハエが多くなる事、頂上が混んでうるさい事、頂上での  
昼食時に大勢の中での孤独になってしまう事、自分だけが頼りというスリルが無い事ですね。
 クマなどに遭う危険はあってもやっぱり一人で気楽に我儘に自己責任で登るのが好みです。クマやマムシやサルやカモシカやシカやウシやタヌキやオコジョやウサギやキジやスズメバチやアブやヤマヒルやダニなどには遭っているけど、まだ致命的な事故に遭っていないからそう言えるのかも知れません。