私的山in新潟
那須と蔵王
ツーリング登山
 楽そうなツーリング登山として前から頭の中にはあったのですが、今回実行の運びとなりました。この旅を終えて思うことは、旅先で腰痛を患って若くないと実感した事と、焦熱地獄に遭って夏のバイクの旅は無理だと思った事です。苦しさを楽しさに変えるラインが年とともに下がったという事。要するに年取ったら無理しちゃイカンという事。
2005年8月3日(水) 曇り一時晴れ
長岡自宅→那須、茶臼岳→青根温泉
 長岡自宅を6:35に出発。R351、R290、R252と進む。R252は数年前の多数のダンプ往来、工事中の未舗装路の土ぼこりといった事は無く、まだ工事中だが道も良くなり殆ど舗装区間だった。しかしまだ照明の無いトンネルもあり注意も必要。
 am 7:49
 六十里越。
 正面は多分、鬼が面山。浅草岳は頂上付近が雲で覆われていた。朝の空気は爽快。
 只見町から右折して会津田島までR289となる。大分前に車での福島一周で通った事がある気がするが、記憶に無い。道は狭くも無く山道でもないので平均時速50kmで行ける。会津田島は、JRとバスだけで尾瀬を横断した時に桧枝岐に出て次の日通過した町。バイクで通ってみて大きい町だと感じた。会津田島から右折してR121となる。この同じ道がR352でもありR400でもある。
 am 9:39
 道の駅たじま。
 会津田島の町からは栃木県寄りにある。旅で頼りになるのはコンビニと道の駅。
 栃木県に入り上三依からR400になる。湯の香ラインと言われるここは塩原温泉を通過するため、ただでさえ道が狭く曲りくねっているのに渋滞する。平均時速40kmも覚束ない。運転も疲れ注意が必要。観光馬車を追い越す。
 am 10:37
 道の駅しおばら。
 温泉街を遠く外れた所にある。道の駅には寄らないがここが分岐点で、ここから県道30号に左折。
 ノロイ車が居なければ牧場や畑の中を通る環境のいい道だ。匂いも懐かしい。塩原温泉で時間を食ってしまったのでちょっと急ぎたいが、前の車はそうでもないみたい。
 次の分岐点に来たが食事をする予定の道の駅が見当たらず県道17号へ左折。那須温泉の辺りから硫黄の匂いがしてくる。後払い(260円)の那須高原有料道路を上がるとロープウェイの山麓駅に着いた。
 am 11:22
 那須ロープウェイ山麓駅。
 結局昼食を食べずにここまで来てしまう。ここの食事に期待していたが駅の立ち食い並みのものしかなかった。
 この先はロープウェイに乗って茶臼岳九合目へ行く。
 山の記録はこちらへ(茶臼岳)。
 ロープウェイ山麓駅をpm 1:25に出て同じ道を降り、分からなかった道の駅を過ぎ那須ICからpm 1:56に東北道に乗る。このバイクでの高速道は始めて、バイクでの高速道も10年以上ぶり。緊張する。それにしても暑い。気温もそうだけどバイクのエンジンが熱い。ニーグリップが出来ない。
 すぐに那須高原SAにpm 2:03到着。給油13.2リットル@125。1万円(500円お得)のハイカを買う。
 pm 2:58
 安達太良SA(福島県)。
 暑い上に、アクセルを握る右手のひらが痛い。夏なのに夏用のグローブではなく皮の手袋をしたのは失敗。汗で湿ってグローブの皮が手の皮を巻き込む。グリップに挟まれて痛い。脱着もしにくい。
 山や高速で張り切ったせいか、時間が予定より1時間も早くなった。宿に入るのには早いに越したことは無い。
 pm 4:05
 白石IC(宮城県)。
 ここで東北道を出る(2950円)。一旦R4を走るがすぐに県道12号に左折。広くは無いが交通量の多い道だ。
 遠刈田温泉の前から雨が降ってくる。でも我慢してそのまま走る。濡れる。雨具はあるのに着るのは面倒くさい。雨宿りできる所があれば雨具を着たかもしれない。20分ぐらいは降られたようだ。その後、雨もあがり青根温泉の宿に到着する。ここは携帯(au)が通じない。ドコモならいいらしい。
 pm 4:40
 青根温泉、坊源。
 バイクはこのまま路上駐車。ちょっと悲しい。荷物を持って部屋に入ったらまた雨が降ってくる。途中で雨を追い越したんだ。
2005年8月4日(木) 晴れ時々曇り
青根温泉→蔵王、熊野岳→長岡自宅
 昨夜は本を読んで過ごしたが、夜中に腰が痛くなりモンモンとした。高速道を緊張して同じ姿勢で居たせいか?横になると起き上がるのが一苦労。朝5時の朝風呂で身体を揉み解す。少し良くなる。朝食は8時からなので予定より遅い出だしだが晴れているので良しとしよう。
 宿(ビールと電話代を入れて7950円)をam 8:40出発。峨々温泉経由で蔵王エコーラインに出る。
 am 8:53
 蔵王エコーラインに合流。
 ここから右折。
 まだ車が少なく気持ちのいいワインディングロード。朝の高原の空気は気持ちいい。途中から蔵王ハイラインに入る。370円。
 am 9:14
 蔵王山頂駐車場。
 山頂といっても本当の山頂ではない。ここから熊野岳往復をする。正面の山が熊野岳。近いね。ここのレストランは立派なものだったが利用する機会は無かった。
 いい天気だ。少し雲はあるが眺望が開けている。
 山の記録はこちらへ(熊野岳)。
 名残惜しい山頂駐車場をam 10:23に出る。この頃には車も増えてくる。同じ道で山を下る。下るに連れ暑くなって来る。
 am 11:42
 遠刈田温泉大鳥居。
 朝食は遅かったのに山に登ったせいか腹が減った。このトンカツ定食が1200円。カツもご飯も旨くなかった。客が入ってない理由が分かった。ここでイナゴの佃煮を買う。
 このレストランをpm 12:12に出て、白石ICからpm 12:38に東北道に乗る。また暑さとの戦いだが、ボーとしていたせいか燃料計がゼロを指している事に気付かずガス欠。路肩に止まり燃料コックをリザーブにして出発。安達太良SAの手前で火と黒煙を吹いている車に遭遇。警官が来た所だった。
 pm 1:30
 安達太良SA。
 バイクに給油。15.3リットル@125。人間には冷たいものを補給。コーラフロート330円。
 この後、郡山JCTから磐越道に入り、磐梯山SA pm 2:17土産買い休憩、阿賀野川SA pm 3:41休憩。北陸道に入り、黒埼SA pm 4:19休憩。と、暑さのせいで休憩ばかりして何とか進んできた。道路上にある温度表示が38度となっていた所もあったんだから、バイクにはキビシイね。
 pm 4:50
 中之島見附IC。
 やっとここで高速道から開放される(4700円)。家は近いぞもうすぐだ。最後まで緊張感を持続しろ。
その後
 夏のバイクはなかなかキビシイ事を痛感。次回は春か秋にしたいものだ。夏の利点は一つ、服装が軽装でよいという事。荷物を少なくしたいバイク旅で、春や秋はどの程度の服装を持って行くかが悩む所となる。