リタイア。
55
   2006年3月25日の気持ち
       2006年3月25日
 八石山赤尾コース五番目の鉄塔にて
やっぱりというか、もっともというか、3月の遅い積雪は山の雪も締まっておらず、難儀をしました。せめて名のあるピークに立ちたかったのです。しかし直前でリタイアです。左のピークが多分赤尾八石です。展望台らしきものが見えます。豆柿はこの写真では右のピークの右隣にあると思われます。そのピーク手前でリタイアしてしまいました。 
 せっかく2月に山登りしたのだから、3月に行かないなんて事は出来ません。天気予報は晴れ、仕事は休み、「行け」と天が命令しているようなものです。しかし、3月というのは自分にとって行ける(行くことが可能な)山は限られていますし、仲間と行く山ともバッティングしないようにと思うと、なかなかありません。そこで、中越でも柏崎は海寄りだから雪も少ないだろうし、標高もそれほど高くはないしと、八石山を選びました。何度も登った山なので通った事のないコースを選ぶのは当然(それが今日の敗因でした)の成り行きでした。
 柏崎の赤尾に着いたら雪のため赤尾集落センターから歩くことになりました。これは想定内、ただ最初の道の積雪が20cm程度だったのが、1m以上になりしかも雪が締まっていなくて朝だというのに日当たりの良い所では埋まってしまうというのは想定外。車にはスノーシューを持って来たのですが、必要性を考えしかも嵩張ると思い止めたのです。
結局登山口までの平坦な雪道はスノーシューでも良かったのですが、山道になるとコンパクトな和カンジキの方が欲しかったと思ったのですが、後の祭りでした。とくに道を見失いヤブこぎをした後では、なおいっそうそういう思いに駆られました。でも、和カンジキがあったとしても、今回のリタイヤポイントの両側谷の急なヤセ尾根の中央に積もった尖ってしかも柔らかい積雪は、とても怖くて越えられなかったと思います。今日はこうなる運命だったのです。
 ただ、3月6日に納車されたキューブは通勤以外では初のドライブで、色々な特性を知ることが出来ました。