山のであい。
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   2006年5月12日の気持ち
      2006年5月12日
  萱峠から望む越後三山。手前の
 集落は山古志の種苧原です。
   残雪が残る山里といったノンビリ
 した風景ですが、良く見ると集落の
 周りの山は崩れています。    
 耳の故障のため水泳は出来ないし、なんだか威勢が悪くなり、5月に入って天気の良い休日もあったのに山にも行かなかったのです。気が乗らないのです。今日も晴れというのは、どうしても私を山に追いやろうとする神様の魂胆でしょうか。そこまで神様に言われたら山に行ってみるか、という訳で、近くて軽い山の萱峠に決めました。耳鼻科(まだ水泳は駄目ねと言われた)の後に、コンビニで昼食を買って、スクーターで栖吉の奥の地蔵岩橋の登山口に行きました。
 出発してすぐに、元職業訓練校の同期生の鈴木さんに会いました。昭和の頃ですし、向こうはその時定年後だったはずで今は80歳近いのではないかと思うのですが、元気です。   
実は私は全然鈴木さんを覚えていなかったのですが、向こうが顔を覚えていて呼び止めたのです。記憶力も相当なものです。もう百名山を登り終えて気が緩んでしまったと言っていましたが、まだあちこち登っているそうです。私はそこまで山好きでもありませんが、身体が元気で自由にあちこち行ける身の上は羨ましいです。
 軽い気持ちで登った萱峠ですが、道を見失ったり残雪や木の枝に足を捕られたり、そうかと思うと沢山の花を見たりフキノトウを取って喜んだりと面白い一日でした。山の上で寝転んでゆっくりと読書もしました。やっぱり山はやめられないなぁ、と登った後は思うのですがね。