隔絶感。
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     2007年6月4日の気持ち
        2007年6月4日
      姫川大橋右岸にて
  登って来た青海黒姫山をバックに
  ホンダ-フォルツァZ。
  さっきまであの山の上にいたなんて
  登った自分でも信じられない。
 山から下りて平地から山を眺めると不思議な気がする。数時間前はあの頂上に居たかと思うと信じられないような感じがする。森の中の誰もいない急な山道をトラロープを頼りによじ登ったのが数時間前。ちょっとしたアクシデントが命にかかわってくるような場所にいたのが数時間前。今は国道に立って登った山を見上げている。ここでもし車に轢かれたら、誰かが寄ってたかって面倒を見てくれる場所。あの山の中は誰も助けてくれず、自分の力だけで戻らなくてはならない場所。それが数時間の違いの中にある不思議。
 家に帰って地図を見たらさらに不思議。往復6時間半をかけてスクーターで行った場所の山に往復5時間半をかけて登ってきた。
地図で見ると長い新潟県の西の端にいたのが数時間前、今はこうして長岡の自宅に無事でいる不思議。この不思議さは何だろう。