冬のツーリング登山。
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     2007年11月7日の気持ち
      2007年11月7日
  ハリ沢崩れ(金鉢山下山途中)
 コマタから花ノ木平コースを7分下ったハリ沢を望むビューポイント。剣龍峡も砂岩で出来ているというし、この崩落も砂岩なのでここ一帯が砂岩の山らしい。砂岩の崩落は徐々に進行していて、尾根道の際に立つ木も根元の土砂が侵食され、まるで南洋の海に育つタコの木のようになっていた。
 11月にツーリング登山をするとは思っていませんでしたが、比較的陽気が良いので新発田市の剣龍峡(から金鉢山)まで思い切って出掛けました。
 服装は上はツーリングジャケット(一重)、フルジップフリース、長袖シャツ(薄)、長袖ハイネック、Tシャツで、下はオーバーパンツ、ジーンズ、パンツです。あとはヘルメットに冬用のグローブと登山靴に靴下2足です。完全冬装備といかなくても準・冬装備です。フォルツァはスクリーン(風防)は小さいですが、スクーターの特性で足が内側に入るので風除けになります。
 ですが、走り出してすぐに考えが甘かった事に気付きました。下半身を守るオーバーパンツはユニクロの安物ではなく、南海部品で買った冬のツーリング用なので暖かいのですが、上半身はツーリングジャケットが冬用ではなく、その内側にフリースを着て厚着しても、風を受ける胸全体に少しずつ風が侵入して来ました。 
 冬の寒さ対策イコール風対策と分かっていましたし、インナーの付いた冬用ジャケットもあったのですが、スクーターの積載量を考えてフリースをツーリングと山の兼用にして荷物量を減らそうとしたのです。それが結局、冬装備としては甘いものになってしまったのです。
 最初は少々の風の侵入にもめげずに制限速度プラスアルファで走りましたが、グローブの中の指先も寒いから痛いに変わり上半身も冷えてきました。R290を加茂から五泉に入って、制限速度でゆっくり走るダンプの後についた時はいつもとは逆にホッとしました。ダンプのうしろに付いていれば、ゆっくり走っていても後から来た車にあおられる事もありません。ダンプを風除けに制限速度で走ったお陰で体温が少し回復しました。五泉の竹色のダンプさんありがとう。
 安田インター近くのセーブオンでトイレを借りましたが、冬のツーリングではトイレは焦って行ってはいけません。厚着をしているので余裕を持って準備をし、その直前までバルブを緩めないようにしないと、まだ息子さんがコンニチワをしないうちに放水するという事故になりかねません。また、寒いので息子さんが隠れて見つけにくい場合もありますから…