弥彦山春の花。
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    2021年4月2日の気持ち

 崖松(又は田ノ浦)コースは林道ゲートから上ってスカイラインに出るコースの他にもある。地図上の411m地点を通ってスカイラインのヘアピンカーブに出るコースを選ぶが、往きはヤブこぎとなった。

   2021年4月2日12時34分
      弥彦山奥の院

 電波塔が何本もニョキニョキ立ち、レストランの辺りに展望タワーも見える。奥に見える多宝山には自衛隊のレーダーもある。陽気が良くて老若男女が入れ替わり来る。マスクをしているのは少数。
 予定では崖松駐車場から411m地点を通過しスカイラインに出て歩き、裏参道ルートから弥彦山に上がってロープウエー駅前を通過してスカイラインに下り、太平園地へ登り返して、スカイラインを横断して多宝山へ上がり昼食をとり、裏側の林道からスカイラインに出て下り、途中から間瀬へ下り、海岸線から崖松駐車場に戻るはずだった。

 最初の上り口が分からずヤブこぎをして411m地点に出たが、時間がかかり過ぎたので予定を変更し弥彦山だけにして、帰りは間違ったルートの正しい道を下る事にした。

 411m地点を通るルートは急勾配で手入れもされていない。でも途中からは平坦な道になる。こちらは里道とでも言うのか利用されて来た道らしい。でも地図にある点線は直線だが、道は九十九折になっていた。

 田ノ浦林道の途中から入る場所は、ケイタイの電波塔の先に古タイヤが4本重ねられている所が入口だった。電波塔の近くに2〜3台位の駐車スペースがあった。 

              弥彦山の春の花


 (1)サクラ   9時29分
    
 電波塔はケイタイ用のよくある小型のもの。
 ここの桜は満開。
 前はこの辺りに411mコースの入口とその先に橋があったらしい。
 新しい入口はこの先30〜40m右の古タイヤが目印。






 (2)エンレイソウ   9時51分
 川を渡って最初は緩い斜面をヤブこぎして上る。
 この花は暗い林の中に咲く地味で小さな花。でも葉は大きい。









 (3)モミジイチゴ   10時頃
 ヤブこぎの天敵のトゲのある小潅木。黄色い実がなるらしい。
 実は多く採れば果実酒に出来そうだ。









 (4)オオミスミソウ   10時21分
 別名ユキワリソウ(同名の別の花もある)。弥彦周辺には多くあり、珍しくは無い。色々な色や大きさがある。










 (5)タムシバ     10時46分
 ヤブこぎから開放されて登山道に出る。でも整備されていないので小潅木の枝が伸びて歩き難い。
 ここに上がる前にもあちこちに咲いていた。
 見晴らしの良い岩場でハスラーを停めた駐車場も見える。





 (6)木の花(不明)   11時17分
 スカイラインに出た。丁度新潟市と長岡市に境界。
 左下の木に房状の花が付いているようだが、調べても名前が分からない。
 何気無く撮った写真で花のアップが無いが、葉が出る前に花が咲いているようだ。






 (7)キクザキイチゲ  12時40分
 弥彦山頂上から表参道の九合目に向う途中の電波塔銀座(塔が並んでいるから)。
 道脇のこの花は白。紫色もある。良く見かける花。









 (8)ショウジョウバカマ 13時29分
 帰りの正しい411mルートの林の中の道端に咲いていた。
 これは白っぽいが紫色の方が多い。赤みがかっているものもある。









 (9)カタクリとタチツボスミレ 13時45分
 春の山野草の代表の花。
 カタクリは、もっと陽の当たる所では見事な群生で咲き誇っている。
 カタクリは白花が珍しい。自分は一度しか見た事が無い。








○後記
 予定通りに歩けなかったが、新しい道を知ったのは収穫。田ノ浦からはもう一つ林道から上る道もあるらしいが来年チャレンジしてみよう。自分は急がない。
 一つの山を1年に何度も登る人もいるが、自分は1年に1回行けば充分と思っている。
 一度角田山を1日に5回登った事があるが、それは特殊なチャレンジ。基本は色々な山やルートを歩いてみたい。ヤブこぎはなるべくしたくない。