12月分水外飲み。
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       2023年12月1日

 この寒いのに、わざわざ外に飲みに出るなんて。家で飲めば面白いバラエティの録画を観て、暖かくして飲めるのに。しかも安上がりなのに。何が良くて外で一人飲みするの。旨い肴があるから?


    2023年8月29日5時21分
      早朝散歩に撮る

 下諏訪の分水駅の裏側。営業しているみたいだろ。もう廃業しているんだぜ。早朝散歩では分からない。早く行かないとライオン食堂みたいに廃業しちゃうぜ。と思ったらかど惣もか。

      言い訳け

 分水に越して来て1年半。6月に越して来た当座は何かとバタバタして余裕は無かった。シャッターを新しくするとか、トイレの便座を新しくするとか。まあ、新しい場所で生活するだけで満足だった。散歩して地元の固有名詞を知るだけで満足だった。

 でも分水に越して落ち着いたら一人飲みしようと思っていた。早朝散歩で飲める場所を調べていた。2022年は出来なかったが、2023年は夏にはビールを飲もうと思っていた。

 それが夏も過ぎ、もう冬になってしまった。イカン。もう強制的に身体を店に向わせた。町中華がテレビにもなっているので、最初は中華亭に突撃。



 中華亭 12月1日(金) 17時16分
酒と肴

半つまみチャーシュー
1,000円

餃子
550円

コップ酒×3
400円×3

合計 2,750円


 入ったら若い家族4人が食事中。右記を注文。少し待つ。本を持って来ない事を悔やむ。ジャンプと新聞がある。
 まずコップが出て一升瓶からナミナミ注がれる。1杯1合は無いと思う。酒だけじゃ飲めないので新潟日報を読む。餃子の機械は冷めているようで時間が掛かると言われる。
 半つまみチャーシューが出て来る。中皿にチャーシューの山。箸で開くと細切りのメンマ、もやしもあったか。食べてみてラー油をかける。食べ応えがある。
 餃子が出て来る。デカイ。コップ酒2杯目頼む。餃子が熱い。味は普通。同じ量なら普通の大きさで数が多い方が自分は嬉しい。
 女性が一人入って来る。野菜ラーメン?を注文。若い家族が帰って行く。ナンカ生活感にグッと来る。真っ当な人生に引け目を感じた。
 2合で止めようと思って来たが、酒が美味くてコップ酒3杯目を注文。ここでやっと酒の名を知る。久須美酒造の清泉だった。
 18時5分、3,000円でお釣を貰う会計をして帰る。



 おかん 12月5日(火) 17時30分
酒と肴

お通し
五目おから
ハムカツ

焼きホタテ

コップ酒×2

合計 2,800円



 この日行くはずだった、近くの夕凪を諦めて入店した。中央通に面した家が無くて駐車場で、スポットライトで分かり易い店だ。
 ネットでは17時30分開店となっていたが、聞くと17時から開いているという。確かに、近くの夕凪が開いていなくて前を通った時には、暖簾が出ていて灯りが点いていた。
 入ると営業は母娘でやっているようで、母がおかんという体か。おかんとは関西弁で母と言うと思ったが、分水でもおかんというのか。
 最初は自分だけだったので不本意ながら娘と話していたが、後から常連さんが続けて来て助かった。
 テレビでは長岡でボートが庭に飛んで来たと言っていた。観たら寺泊のようだ。それならあるかもね。
 日本酒は朝日山だったようだ。16時20分会計をして帰宅。



 夕凪 12月14日(木) 17時23分
酒と肴

お通し(小二品)
キンピラ
キュウリとコンニャク

刺身三点盛
1480円

日本酒 清泉
150cc×3
800円×3=2400円
 合計 4130円
 (という事はお通しは250円)


 去年、この近くで、朝の散歩で裸の3000円を拾った。分水交番に届けて、周知期間を置いて紛失者が現れず、燕警察署に取りに行って自分の物になった。
 それは地蔵堂商店街の魚屋の刺身と酒屋の酒に変わって自分の体内に入った。そんな因縁がある。
 ここで頼んだ酒が清泉。そう久須美酒造。中華亭で飲んだ酒と同じ。ただ、あちらは一升瓶から、こちらは七合瓶から。あちらは一合400円、こちらは800円。あちらの量は?、こちらは150cc(と表示)。
 清泉は中華亭が安い。自分で買えばもっと安い。覚悟して外飲みしているのにケチ臭いのはケチだから。
 二合で止めるつもりで三合飲んだ。中華亭でもそうだった。清泉は三合飲ませる酒。
 刺身は南蛮エビが大きく新鮮だった。ただ殻を剥くのが面倒な性分だったと出て気が付いた。一番旨いと感じたのが刺身のツマの大根。いつものスーパーのが新鮮でないかに気付いた。



 よね蔵分水店 12月19日(火) 17時15分
酒と肴

お通し
辛子明太子大根
440円

天然ぶりお造り
890円

ししゃも焼き
439円

日本酒 清泉
 599円×3=1797
 合計 3566円


 居酒屋というには一見さんには入り難い玄関。でも心配はいらない。2階が掘り炬燵形式の飲む場所。この時は平日の早い時間で、他に誰も居ないので気が楽だった。テレビ等が無く静かだが、持込のミュージックプレーヤーで録音の深夜ラジオを聴きながら飲む。
 ここも日本酒が清泉。しかも他の銘柄より一番安い。貧乏人には旨いのに安いのは有り難い。清泉の評価が低過ぎると思うが黙っていようと思う。
 ぶりも旨いし、ししゃもも旨い。12月は外飲み月間と称して特別に(無理して)一人飲みしている。他は2度目は無いが、ここなら又来たいと思わせる。友達が分水に来た場合も、ここなら良いと思う。理由は明朗会計と食材の豊富さだ。清泉も飲んで欲しい。



 惣六 12月26日(火) 17時20分
酒と肴

お通し 小三品
940円(逆算して)

もつ煮
550円

細巻き 3本
650円

日本酒 麒麟山
400円×2

 合計 2940円
 合計は間違い無いが明細は貰えなかった。お通しが940円は高過ぎるから、他に間違いがあったようだ。


 上記の時間に入ったらさすがに一番乗りだったようだ。ただ予約が多いようで、座ったカウンターでも3人分が予約。右側を開け、左端に陣取りテレビを観る。二組が来店して、年末の上生寿司他の予約をして行った。
 まず日本酒二合ともつ煮を頼む。細巻きも頼もうとしたが、ご飯がまだ出来ないと言う。先に日本酒だけが来たので日本酒だけ飲む。その後お通し(一体超小皿三品)が出て、チビチビ食べながらチビチビ飲む。
 そして、もつ煮が来たがもつが大きい。千切ろうとして撥ねてメガネに汁が飛び散り、ティッシュで拭く。味はマイルドでまあまあ。
 ご飯が出来て細巻きの種類を聞かれ、かんぴょう、梅シソ、キュウリを頼む。
 酒をもう一合頼むが、前のも一合と言う。二合で頼んだはずだが、お銚子が大きく感じ分からなかった。では今日は二合で家に帰れる。
 酒は麒麟山だったが、やはり清泉には及ばない。清泉は雑味が少なく飲み易かった。


 後記

 12月のミッションは、分水で外飲みをするというもの。
 分水に移住しての活動は早朝の散歩と、食料品の買出しに良食生活館パコ店、クスリのアオキ等へ行く事位。稀にお向かいさんにあった場合は挨拶して立ち話をする程度。
 夏祭りは早朝に閉まった屋台の前を通り、去年は分水100年の花火もあったが近所の西川沿いから遠く見ただけ。花見も人の少ない時間帯に自転車で通った。
 そういう人見知りの自分としてはハードルの高いものだが、分水に馴染む為に自分に課した。
 他人の用意する酒と肴を頂くだけで簡単だが、あまり面白いものでは無かった。話が弾む性格では無いし、テレビの無い所では持参のブルートゥースイヤホンで録音の深夜ラジオを聴いていた。
 ミッションクリアして、やっぱり家で録画した好みの番組を観ながら酒を飲むのが一番楽しい。ただ、清泉という旨い酒を知れたのが収穫で、かど惣の閉店前に行けなかったのが心残りになった。