足慣らし。
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     2008年3月13日の気持ち
      2008年3月13日
    八方台頂上から下り始め 
 普済寺からのルートの足跡は、1名
 (プラス1犬)の上り下りしか無い。
 そのカンジキ跡にピンポイントでバラ
 ンス良く乗らないと必ず埋まった。
 埋まるのか埋まらないのか分からな
 い足運びは精神的に苦痛。
     
 今日は近くの八方台という山に行って、お昼には帰ってきて午後からプールに行くつもりにしていたのですが、登り始めから緩い雪に足をとられカンジキを持って来なかった事を悔やみ、埋まりそうで埋まらない埋まらなそうで埋まる雪道に肉体的にも精神的にも消耗して、それでも牛歩で頂上を目指し、長岡の街が見える尾根ではここで帰ろうかと弱気になった自分を叱咤し、車道に出た頂上手前では目印にしていた八方台休暇センターの建物が無くなった事を知らずに逆方向に行き、スキーやスノーモビルの跡に穴を開けながら彷徨い歩いた末に、道を間違えた事にやっと気付いて引き返し、近道だと思って雪崩の恐怖を跳ね除けて登ったピークでは隣の山に頂上を発見し、折角登ったピークを一旦車道に降り、1時間余計にかかった末にやっと正しい道を見つけて、着いた頂上では昼食を食
べるつもりでは無かったので、オヤツのつもりのお菓子とコーヒーとミカンという貧しい食事をし、持って行ったつまらない本を読んで休み、別方面から登って来た女性のスキーを羨み、帰りには更にズブズブの雪道で更に疲労して、休んでも滅多に腰を下ろしたいと思った事の無い自分が、木の周りにあったささやかな乾いた地面を見つけて崩れるように腰を下ろして、つりそうになった両腿をマッサージしてため息をつき、家に電話して風呂を沸かしてくれるよう頼んだのです。
 この時点でもうプールに行く気力を失っていました。とんだ足慣らしの山になってしまいました。