友遊小屋。
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     2010年3月15日の気持ち

       2010年3月15日
       友遊小屋にて
小屋はストーブの置かれた土間と板の間をあわせても六畳程度。西側にガラスの引き違い戸の入口と東西に窓をがあり、入口には雪避け風除けの雁木を付け、側に雨水のタンクがあり、南側の戸外にはテーブルと椅子があり、北側の少し離れた所にはトイレもあった。これは文化的な生活が出来そうだ。古い登山道も整備しているようで、その名の通り三方向からの客を呼んで、峠の茶屋が出来そうだ。
 最初に三ノ峠山に登ったのは1992年の4月で、栖吉のバス停から右に入った所からのルートでした。もともと北側のルートは栖吉からの道が正規のものだったようで途中に地元で祭るお稲荷さんもありました。その先に市営スキー場が出来て栖吉からの道が分断されてしまい、その時も市営スキー場から先の道を探すのに苦労しました。今は市営スキー場からが便利なので栖吉からの道は廃道になってしまったようです。
 2度目に登ったのは1995年2月に増沢の自宅から歩き出して市営牧場を通って登ったルートでした。積雪のお陰でカンジキで道無き道を通って行ったので、今思えば雪の下になった沢も歩いて渡ったので雪が崩れたらと思うと恐い気持ちもします。頂上では市営スキー場からの山スキーのグループがいて、集合写真を撮ってあげました。
 その次は大分ブランクがあって2006年の2月です。スノーシューを買ったので試してみたくなって、牧場までの除雪してある道を行けるところまで行ったら結局赤城コマランド前で除雪が終了し、ここからスノーシューで歩いて登ったのです。この時は雪の上の踏み跡は数えるほどしかなく、今日とは大違いでした。
 そして一番の最近は2008年の2月で、市営スキー場から登りました。当日は月曜だったのですが11日で建国記念日の祝日(近年は土日祝日しかリフトを稼動しない)だったようで、駐車場は満車に近い状態でした。スキーを持ってロッジに向う人の群れに混じって場違いのスノーシューを持って歩きました。ゲレンデの右を歩いて第2ペアリフト下り場まで行き、ここからスノーシューをはいて西側分岐尾根に取り付き主尾根で右折して三ノ峠山の頂上に着きました。頂上は雪を掘ってあって頂上の表示杭が穴の下に頭を出していました。小屋の地図に出ていましたが最近の無雪時のルートはスキー場の頂上から主尾根を一直線に頂上に行くルートらしいのです。
 そして今年は3月という季節に登る事になりました。町内の山好きの人が言っていた様に、カンジキの必要はありませんでした。1月2月にあまり雪が降らず、代わりに降った雨で雪が固まったせいもありますし、大勢の人が歩いた事で道が締まった事もあるようです。まあ3月の山はだいたい雪が締まって歩けるようになるものです。
 今回は山靴ではなく、ワークマンで買った1900円の防寒靴を使用しました。安い為なのか中敷が付いて無いので100円ショップで厚手の中敷を買って装着しました。合計2000円の靴です。山用に買ったのでは無いのですが、暖かそうな長靴は壊れてしまったのでこれを使用しました。靴の下部5cmはゴム引きで防水ですが、上部は防水では無いので心配でしたが今回の山では水が中に滲みて来る事はありませんでした。安い割りに使える奴だと思いましたが、フィット性があまり無いのでこの程度の山が限度かもしれません。2008年の2月に山靴で登った時は帰りには爪先が冷たくなりましたが、今回は冷たくなりませんでした。ワークマンの防寒靴が効いたのかもしれませんが、今回は3月という季節も理由にあるかもしれません。