会津朝日岳往復。
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     2010年7月20日の気持ち

       2010年7月20日
 叶の高手から熊の平へ下りる途中
大クロベと表示のあるうちの2ツ目のもの。こちらの方がより熟年らしく葉が少なく枯れている。それでも自分よりは長生きをするんだろうな。会津朝日岳が奥に見える。一番高い所の右に三角点がある。
 5時20分にキューブで自宅を出発しました。セブンイレブン栃尾大野店でメール便を出して、今日の朝食の幕の内弁当と昼食のお握り3個といなり寿司とバタピーパンを購入しナナコで支払いました。支払いが1000円以上になった為かくじを引くことになり、引いたら幸先の良い事にぺヤングソース焼きそばが1個当りました。テレビの生まれ月占いを見て来ませんでしたが、今日は運勢が良いようです。R290からR252に左折し、しばらく走った後で腹が減りました。
 6時18分に大白川駅で幕の内弁当を食べました。予定では田子倉ダムで食べるつもりだったのですが、後から考えても早めに食べて正解でした。家で出してきたせいかトイレに用は無く、便通はR252の上下左右のワインディングロードに委ねました。
 六十里越えトンネル手前でバイク1台に抜かれた以外は、他の車両に追いついたり、追いつかれたりはしませんでした。交通量は少ないですが、曲がりくねった道が多く、トンネルは狭くて暗いのでファミリードライブ向きではありません。暗いトンネルでカエル(ウシガエルくらい大きい)を踏んでしまいました。暗い路面の真ん中に発見した時は避けるヒマが無く、あっという間でした。ここで、カエルの冥福を祈らせてもらいます。南無妙法蓮華経。ワインディングの甲斐も無く田子倉ダムでも便通が無く小用だけを済ませて只見町に下り、駅前の交差点からR289に右折しました。
 7時27分に黒谷集落の朝日郵便局の先の橋を渡る手前に会津朝日岳の表示を発見してR289から右折しました。川の左岸を遡り、途中でいわなの里の看板から右折し、舗装ですが道は段々狭くなります。いわなの里で舗装が無くなり、さらにその奥に入るのですが、道が凸凹でキューブの腹を擦ってしまいました。
 7時41分に赤倉沢の会津朝日岳登山口駐車場に到着しました。すでに2台(手前にもう1台)駐車中で、自分の後からもう1台が入って来ました。この人は山では出会わなかったので登山客では無かったようです。
 7時55分にアブの洗礼を受けながら登山口を出発し、すぐに丸太に横板の橋を渡りました。この先の湿った道ではサワガニがいました。そのうち森に入って木漏れ日のある所ではマムシが日向ぼっこをしていました。その先では、アオダイショウがカエルを咥えて逃げていきました。自然が豊富です。この豊富さは前回登った糸魚川の鉾ヶ岳のような風通しの悪い枝や草薮の多いいわゆる薮山と違って、森の中でも風が吹き抜ける爽快な登山道です。さすが二百名山です。他に特色として大クロベ2本や頂上手前の山野草が咲く岩場がありますが、もう一つ目玉が欲しいですね。叶の高手とバイウチの高手の間にある熊の平は多分昔は湿原だったのでしょうが今は草原から低木の森に移行中のグチャグチャのお汁粉道になっています。これが湿原だったらお客を呼び込む名物になっていたでしょうね。
 10時44分に予定より早く頂上に到着しました。まだ腹が空いていなかったのですが早い昼食をとりましたが、これで朝食を田子倉ダムで食べていたらもっと腹が空いていなくて昼食は頂上では取れなかったでしょうね。他の熟年男2名が早めに下りた後で、頂上の動画を撮り、久しぶりに頂上で望遠鏡を使い眺望を楽しみました。日陰の無い頂上でこんなにノンビリ出来たのも高曇りの空で直射日光を遮ってくれたお陰です。
 11時52分に頂上を後にして下り始めました。岩場の下りは上りより要注意です。叶の高手の手前で見附の熟年男が休憩中を追越し、もう一人の熟年男も大分下の三吉ミチギで喫煙中を追越しました。
 14時01分に赤倉沢の登山口に戻って来ました。早速、パンツ一丁になって側の沢で身体を洗いました。水はきれいで問題ないのですが、冷たくて身体全体を沢に浸ける事が出来ません。タオルを濡らして身体を拭き、着替えしてさっぱりしました。
 14時27分に登山口駐車場を出て、いわなの里に入ったら来る時は気が付かなかった登山者用と表示してある仮設トイレ2基を発見しました。トイレ前には2台位の駐車スペースがありますが、登山口の駐車場と少し離れているので使いにくいですね。贅沢を言って済みません。只見駅で残りの握り飯を1個(もう1個残ったのは家で夕飯に食べた)食べて、家に電話をしました。その後は、田子倉ダムの鄙びた売店でとりとめの無いような土産を買って安全運転で帰宅の途につきました。帰りのR252では大型トラック2台に行き会いましたが狭く暗いトンネル内でなくて良かったです。下手をするとこっちがカエルのように潰されていたかもしれません。
 16時45分に無事自宅に到着しました。めでたしめでたし。