弥彦山縦走のお土産。
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     2012年4月28日の気持ち

期待と不安の中、いよいよ自分の山シーズンの幕開けです。最初はもう5年目となる長い行程の国上山、剣ヶ峰、黒滝城址、雨乞山、弥彦山、多宝山、樋曽山、角田山の縦走です。今年は国上から北上しましたが角田から南下するよりも疲れる気がします。


      
   2012年4月28日(土)6時59分
       国上山蛇崩にて

早起きのご褒美で、こんな低い山で雲海が見られました。多宝山の右に見えている角田山まで遠いですねぇ。下界に下りてから自転車で帰ってくるのですよ。クロカンのランナーよりは楽ですけど。
  山に登った日の夜7時が町内会の役員会で、山の行程は予定よりも遅れていたので、今回はお土産無しですぐ帰りましたが、昨日の今日の身体には色々なお土産が残っています。
 一番大きいものは、歩行に特に階段の下りに支障をきたす腿の強力な筋肉痛です。山は6ヶ月ぶりの鈍った身体ですから仕方ありません。でも、最後の下りを角田山稲島ルートにしたのは誤算でした。コンクリート柱の横木と支柱は腿と足に響きます。しかも急傾斜で手すりも無くちょっと踏み外せば大怪我をしそうで怖いルートです。ここはもう縦走ルートの最後の下りとしては使用したくありません。
 今日は勤務だったのですが、平均以上の深さの地下にある職場への往復は拷問です。上りはまだ良いのですが、下りは真っ直ぐに下りられません。横向きになって1段2歩ずつ下りて行きます。
 次のお土産は、足の小指のまめです。左足のまめが大きく、いつもの靴でも履いている限りは痛みが継続して襲ってきます。自分の足の指は薬指が小指の腹を上から押さえつけてしまいまめが出来てしまうようなのです。5本指の靴下を中に履くようになってからは解消されたと思っていたのですが、又出来てしまいました。このまめの痛みを解消するには、その水ぶくれに針で穴を開けて水を出さないといけないようです。
 次のお土産は、両肩に出来たザックのショルダー部によるすれです。右肩の方が大きく赤くなっています。去年の一番長い歩きだった妙高・火打以外はなる事が無かったのですが、どうしたのでしょうか。6ヶ月間このザックと肩が離れていたせいで不和が生じたのでしょうか。
 あとは、水分の蒸発流出による体重の減少です。山に行く前は67kg以上はあった体重が、冬用のパジャマを着ていても65kg台になってしまったことです。帰ってからも水を飲んだのですがまだ足りないようです。頬もゲッソリしてしまいました。
 水分の不足で便秘にもなってしまいました。これは繊維質の不足では無いと思います。小便の色が濃くて臭いがキツイですからね。帰ってからもっと積極的に水を取らなければいけません。
 今回の縦走中盤から晴れて暖かいのに鼻水が出て止まりませんでした。身体表面は紫外線に焼かれて火照っているのに身体内部に赤外線は届かず、汗の蒸発による温度低下で寒くなっていたのかもしれません。稲島の下りでは日陰になり鼻が詰まるようになりました。身体が暑いのか寒いのか迷っているような状態だったようです。これは自律神経失調の一歩手前ですね。
 登山後の稲島から国上までの自転車移動では尻が痛くなりました。日常的に自転車に乗っていないので尻が鍛えられていないせいでしょうね。それでも五りん石を通る山沿いの道を選んだので日陰で走り易かったです。もちろん弥彦周辺の上り坂は自転車を下りたのですが、尻が痛いので少しの坂でも無理をせず押して歩きました。
 2年前の縦走では平坦な道という事で選んだ広域農道は坂が殆ど無くて走り易かったのですが、西日の日当りが良いせいで自転車移動でバテてしまいました。
 あとは、山に登った後は必ずなるのですが、額の血管の浮き上がりです。漫画だと怒りの表現になりますが、自分は血管が切れそうなほど運動した時になります。密かに知っている人は、山に行って来たのだなと思っていることでしょう。
 昨日は3時30分に起きて出かけたのですが、通常と違う時間に起きると次の日も同じ時間に起きてしまう癖があります。疲れているはずなのにぐっすり眠れないのです。安い充電池のメモリー作用のようです。これはそのうち直るでしょう。
 ザックに浸み込んだ汗も自分で自分にあげたお土産みたいなものです。前のザックでは数ヶ月に1回は丸洗いしていましたが、今のザックになってからはまだ洗っていません。その代わり「リセッシュ除菌EX」をスプレーしています。臭いは自分ではあまり感じませんが、弱点でもあり凶器にもなります。適材適所で使いたいものです。
 登山靴に付いた汚れはブラシで取りましょう。底に付いた泥は洗いましょう。鑑識マニアでは無いのでこんなお土産は要りません。そして乾かしてから撥水剤をスプレーしましょう。
 自然が豊富な山に登った時は家まで着いて来たヤマヒルやマダニもいましたが、今回は虫のお土産はありませんでした。アブやカに刺される事によるかゆみもありませんでした。こんなお土産は誰でも嫌でしょう。
 着た物は昨日帰ってからすぐ洗濯機にお願いして洗濯してもらい、今日は太陽にお願いして乾かしてもらいました。汚れたものはすぐ洗うのが良いのです。でも、いつも使うGパンの草や泥の汚れは落ちません。全面漂白が必要なようです。その後、元の色に染めれば完璧です。
 あっそうそう、首や肩などの筋肉痛もありまですが、これは快い筋肉痛と表現しても良く、達成感と共に存在するものです。これが無くなってくればこの山の達成感も薄れ次の山を欲するようになるのです。何時までも続いたら鬱陶しいですが、無くなったら少し寂しいのが上半身の筋肉痛です。