続・続・越後雪板場案内。
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    2014年3月31日の気持ち

 スノボ2年目でまだ初心者の部分もあるが、今期になって楽しんで滑れるようになった。まずは中越の中でリーズナブルなスキー場を選んだが、来期は更に遠征するかと言えば、中越で充分だと思える。

     2014年3月31日11時32分
 パノラマゾーンレストランゆもと前にて
右のリフトがパノラマ第3リフトで、画面左にパノラマ第2リフトがある。3つのゲレンデが最後に右にあるゲレンデに集合して下りている。
 今日は3回目の上越国際スキー場に行って来ました。そして今期最後のスノーボードです。天候は良い方にハズレ、風はありますが着いた最初から青空がのぞいていました。
 券売所で当間山頂方面は閉鎖されている事を知りガッカリしましたが、それでも十日町側のパノラマゾーンが開いているので良しとしました。ファイナルウィークなので55歳以上1日券が1500円と格安です。終了間際の平日なのですが駐車車両が多く県外ナンバーも目立ちます。やはり人気のあるスキー場ですね。
 最初にアネックス前から乗ったリーゼン第2リフトから見ると土が出ている所が多くあり、側溝には雪解け水が勢いよく流れています。さてゲレンデはどうなっているかとホテル前に下りて眺めてみると、雪は充分に多く全く問題ありません。ホテル前からはワンフットで長峰クワッドリフト乗り場まで下りましたが左へのサイドスリップなので違う方向に下りてしまいました。
 もう一つパノラマクワッドリフトに乗って魚沼スカイラインのある尾根に着きました。ここから今日初めての滑降になり、おしるこ茶屋に向かって滑ったのですが、春の雪なのに滑りが悪いという感じはしませんでした。硫安をまいた後のような細かいザラメですが、グズグズにはなっていません。文句の無いゲレンデ状態で安心しました。
  十日町側のパノラマゾーンには、アネックス側につながるパノラマ第2リフトと当間側につながる(今日は当間側は閉鎖)パノラマ第3リフトがあり、おしるこ茶屋を基点に扇形に広がってあります。第3リフト側は2つのゲレンデに別れているので合計で3つのゲレンデを楽しめます。この3つが下で1つにつながっているのです。
   今日は平日なのに春休みの為か混んでいるので、リフトの混まない方を選んで乗れるので有り難い事です。
 ゲレンデはそれぞれに緩急があってカーブもあり急斜面もあるのですが、それほど難しい局面はありません。上達したからそう言えるのかも知れませんが。
 高校生?はコース脇に勝手にジャンプ台を作って遊んでいます。何だか自由な感じを満喫しています。怪我をしなければ良いのですが。リフトの乗っている時に一度合流箇所での衝突を見ました。怪我は無かったようです。合流の立て札は立っているのですが、ちょっとした不注意だったようです。
 11時30分頃になり、おしるこ茶屋で昼食を食べようとボードを置いたのですが混んでいるようでした。近くのレストランゆもとという所も営業中の看板があったので初めて入ってみました。メニューは多かったのですが、券売機の自分の後ろに人が並んでいるので焦ってチャーシューメン(800円)を買ってしまいました。
 食べてみてやっぱり失敗でした。出汁とチャーシューの味が薄く麺も普通でした。作業服の地元の人?が食べていたと思われる肉じゃが定食(750円)にすれば良かったです。
 食堂の人に聞くとここには新しく出来た大沢山トンネル十日町側から入ってこれるそうです。そういえば塩ノ又温泉も近いのですが、食堂の名前がレストランゆもとというので温泉で経営しているのでしょうか。そこは聞き忘れました。
 14時30分を過ぎ腿が痛くなって来たので帰りの途につきました。奥行のあるスキー場なので、アネックスまでの帰る道中も滑りを楽しめます。でもゲレンデはやっぱりパノラマゾーンの方が良いですね。
 これで今年のスノーボードは終了です。チャンチャン。
 

 3月のスキー場(3/4上越国際スキー場以降)

○3月12日(水)須原スキー場(薄曇り)

 今期2回目の須原は前回と同様リフト券無料日で、ちょうど仕事が休みの日で、申し訳無いが狙って予定していた。
 この日は栃尾のR290周りで行く。R17周りより短い距離だが時間的には片道1時間と同じ位だ。
 リフト券無料とはこの日が長岡市民の日で免許証で証明出来れば無料のリフト券が貰える。リフト券売り場で申請して貰ったが係員は何だかガッカリしているように見えた。また、長岡市民かと思っているようだ(応対は丁寧だったが…)。長岡市民には無料日だったが、意外に混んではいない。春休みなのか高校生らしき若者が目に付いた。
 大分自信が付いたので、この日は最初からクワッドリフトに乗って頂上からと思ったが、下のリフトは8時30分からだが、クワッドリフトは9時から運転だった。無料日と思って気合を入れて早く来過ぎた。
 時間まで下のゲレンデで滑ったが、これが滑りが悪いのだ。9時になって頂上から迂回コースを通らずに初めてジャイアントコースで下りた。一応中級コースなので斜度はそこそこで緩急があって途中で狭くなっていたりして、自分にとっては結構なテクニカルコースだ。
 ところがやっぱり滑らない。朝の最初なのに滑らない。自分のボードはワックスを塗り直してあるのだが、滑らない。ゲレンデの皆が滑っている部分はまだ良いが、脇にそれるとそこがまた滑らないのだ。滑らないからバランスを崩して転んでしまう。
 それでも何回か頂上から下りてみた。滑る人が多くなり雪も柔らかいのでジャイアントコースにコブが出来る。そうするとさらにテクニカルコースになってしまった。
 その後は、頂上から東へ下りるアルパインコースを滑った。ただ滑っても面白くないから、途中から利き足を外してワンフットのサイドスリップの練習をした。かかと側のエッジを利かせゲレンデの右から左へ下りるのは上手くいくのだが、つま先側のエッジを利かせて左から右に下りるのが上手くいかない。両足でもこの練習をしなかったので出来ないのは仕方ない。次回の八海山麓の、第1リフトを降りてから第2リフトに乗るまでの移動はかかとエッジのサイドスリップを使えれば良いのでとりあえず良いとしよう。
 11時過ぎて腹が減ったのでセンターハウスに下りてボードの裏側を見たら黒くまだらになっていた。ゲレンデが汚れているのだ。これが滑らない原因か?
 昼食は勿論、唐揚げランチだ。味噌汁に漬物に煮菜の小鉢が付いて650円と安い(去年から50円の値上がりしているが)。前回(12月オープン日)と違いこの日はボリュームがあって旨かったねぇ
 須原は無料でも有料でも1日券で滑るのだが、この日も14時30分頃まで、足が筋肉痛になりかけるまで滑った。帰りは須原駅前の新星堂で胡桃ゆべし(140×8個)を買った。高いが旨い。


○3月17日(月)八海山麓スキー場(晴れ)

 9時前の到着時は朝霧で視界不良だった。でもリフトに乗って上に行くにつれ晴れてきた。
 今日の目的は第1リフト下り場から第2リフト乗り場へはワンフットでサイドスリップを使って移動する事と、頂上から滑る事と、昼は頂上で食べる事だった。
 第1リフト下り場から第2リフト乗り場へは100m位下にあるのだが、ゲレンデは平らになっているので最初から成功した。これも前回の須原の練習のお陰だろう。
 頂上からの滑降はさすがに急傾斜で最初は躊躇して腰が引けたが、調子が良い時の自分は急斜面でも平らに見える事を思い出して、平らだ平らだと暗示をかけて滑った。これが結構上手くいった。
 ここの頂上は視界が開け過ぎて間違うと際限なく落ちそうな恐怖感がある。最初は比較的傾斜の緩い松ノ木コースを滑っていたが、そこに練習用のポールを立てられたので、仕方なく急傾斜の方を滑ったが
これも何とか上手く滑れた。
 リフトを乗り継いで頂上から下まで滑る(下の3コースは順に滑る)事を繰り返した。
 昼食は見晴しの良い頂上脇で、用意のコンビニお握りとパンを、これも家から用意したポットのお湯でスープとコーヒーで食べた。シートは持って来たが尻が冷たいので脱いだセーターやビニール袋を敷いたが防寒用の緩衝材もあった方が良かった。
 シニア4時間券(1700円)を買ったので実質滑るのは3時間30分だが、最近他では5時間券で滑っていたので物足りなくも感じた(券を買う時に30分近くオマケして貰えたが)。


○3月22日(土)魚沼大原スキー場(雪一時曇り)

 名前は昔から何故か知っていたが、初めて滑るスキー場だ。来たいと思っていたが、なかなかチャンスが無かった。平日営業もあるがリフトが上下あるうちの下だけになるので、土日祝日に自分の休みがなるのを待っていた。
 満を持して期待を込めた大原だったので、午前券(時間券は無い)をムダにしないよう、午前券の始まりの時間に遅れないよう家を早めに出た。
 準備してリフト券(シニア2000円)を買ってリフト前に並んだのが8時30分前でこの時に視界を遮る大量の普通の雪が降って来た。ワンタッチのバインディングが付いたボードの人(ひょっとして長岡市営でスノボ教室の先生だった人か?)に付いて行った。
 第1リフトから第2リフトへは100m近く離れていて右カーブして真っ直ぐ下るのだが、新雪が20cm位あり、この時はワンフットでも転ばずに下りる事が出来た。
 第2リフトに乗って頂上に行くと風があって視界不良で、ゲレンデのどこをどう滑れば良いかが分からない。前の人はとっくに滑ってしまったが、その跡を外れないように滑った。ゲレンデの端も見えずひたすらシュプールをなぞった。最後にセンターハウス前に急斜面があったが転ばずに滑れた。
 視界は悪いが新雪が20cmもありふかふかで気持ち良い。エッジは利かないが結構自由に滑れる。3月下旬で新雪で滑れるなんてラッキーだった。
 強い雪は30分程で止み、曇りになってゲレンデが見えるようになった。第2リフト下り場から東西にゲレンデがあり、西側のゲレンデが広くなっていて、角度もある。下のゲレンデも東西にあるが、下より滑り応えがある。魚沼大原で滑るなら上のゲレンデが良い。
 その後、強くは無いが又雪が降るようになった。スキー学校の生徒や一般人も来るようになり、新雪状態は段々とならされていった。それにつれて第1リフト下り場から第2リフト乗り場へのワンフット移動が上手く行かず転ぶようになった。
 昼食はセンターハウスで天ぷらうどん(650円)を注文したが、デカイかき揚にビックリで食べ答えがある。他にもカツ丼が800円と良心的な値段だ。味もきっと良いのだろう。次回確認したい。
 全体的に、緩急のあるスキー場で急斜面もあれば迂回コースもありジャンプ台も作ってあり単純では無い。ゲレンデが八海山麓と似た感じがするが、自分の好みでは八海山麓の方が滑っていて気持ち良い。自分は3月いっぱいでスノボは終了するが、ここは5月の連休まで滑れてリーズナブルなリフト代は魅力だ。


○後記

 2シーズン目のスノーボードは12月中に滑り始める(しかも無料)というラッキーな滑り出しだったが、その日の湿った雪のせいか風邪をひいてしまい、その後4週間をブランクにしてしまった。
 結局は12月に1回、1月に3回、2月に4回、3月に5回と尻上がりに行く回数が増え、合計で13回のスキー場通いだった。1シーズン目の19回に比べれば少ないが、自分で言うのもおこがましいが技量も充実してきたので内容の濃いシーズンだったと思っている。
 ホームグラウンドの長岡市営を出て、近隣のスキー場にデビューして上級を除くコースを滑って、一丁前にスキー場の評価も出来るようになった事は、今シーズンが本当の意味でのスノーボードのデビューだと思う。
 来シーズンはスケーティングと呼ばれる、ワンフットでの滑降を上達させて、ゲレンデ以外での失態を無くし、自他共に中級者と呼ばれたい。
 今からワンフットで長岡市営を滑降している自分を想像してしまいます。でも9ヵ月後なんだよなぁ。長いなぁ。イカンイカン、そんな事は考えず、まずは用具の洗浄とウエアの洗濯をしなくちゃ。