日本海往復52.2km(リタイア)。
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    2014年5月6日の気持ち

 長岡自宅から歩いて石地海水浴場を往復し、52.2kmを歩く計画だったが無謀だった。何とか関原三叉路バス停まで戻ったが、そこでリタイア。幸運にもすぐ来たバスと長岡駅からはタクシーで自宅に帰還。

    2014年5月6日11時30分
       別山大橋にて
 石地駅近くの越後線踏切を過ぎ段々上りになった先に後谷ダム湖があった。橋は湖を左右に分断して真っ直ぐ走っている。宮本で道を間違え余分に歩いたが、この時はまだ計画より21分遅れ。まだ元気。
     
 小島谷駅から三島林道を通って出雲崎駅まで歩いた中部北陸自然歩道の「良寛の道」は約25000歩ですし、小千谷市境の妙見町から(旧)中之島町境の十二潟町まで歩いた「長岡縦断」も約24000歩ですし、鯨波駅から米山駅まで歩いた、これも中部北陸自然歩道の「米山海岸」に至っては約17000歩でした。
 今回の「石地海岸」は復路リタイア地点の関原三叉路まで40.7kmで58976歩でした。ちなみに「長岡縦断」の距離を測ったら21.2kmでした。今回の「石地海岸」の計画の52.2kmというものが、自分にとって如何に無謀だったかが分かります。
 しかも「長岡縦断」は2003年9月で「米山海岸」は2002年9月で「良寛の道」2002年5月です。10年以上長距離ウォーキングをしていないのです。呆れちゃいますね。
 最近調子良く山に登っているから、自分の身体を過信していましたね。たまにやってみるかという軽い気持ちでヤフー検索したそのままの時間で石地まで行って帰れると思っていたのが浅墓でしたね。
 昼食以外の休憩時間を含めず、帰りはペースが遅くなるのが当たり前なのにそれも計算に入れず、一体自分はロボットかって言うの。自分で自分に怒っています。以下は自分の反省から出た考察です。 
☆長距離ウォーキングの為に

○衣服
 Tシャツにパンツは速乾性のものを着て、その上のハイネック長袖シャツも速乾性で白色で熱線を吸収しないものにして、ズボンは薄手のストレッチジーンズです。朝は寒かったので途中まで雨具(上)を着ていました。衣服は間違いないと思います。

○帽子
 帽子は長い歩行中に日差しを避ける為に必要です。今日は綿の白い全周つばのあるものですが、もっとつばの広い麦藁帽子のようなものが良かったかもしれません。今は春なので強烈な日差しでは無かったのですが、熱中症対策は必要です。

○タオル
 拭いた汗を絞ったり、水で濯いで絞ったりするので薄手の方が良いのですが、首筋の日焼けを防ぐ為に首周りには少し厚手のタオルをかけた方が良いかもしれません。
 今日は乾燥していて汗も乾いてしまって殆どタオルを使うシーンはありませんでした。吉野茶屋で出されたおしぼりで顔を拭いたくらいで、頭の汗は帽子が吸い取ってしまいました。

○靴
 一番悪かったのが靴でした。いつも山に履いているトレッキングブーツを履いて来ました。これは重いしハイカットなので足首が動かしにくいし中の足が熱を持つし、50km以上も舗装道路を歩くには向いていません。ローカットのウォーキングシューズで良かったのですね。

○靴下
 靴下は、薄手の5本指を内側に、厚手のものを外側にして2枚履いていました。
 これは山と同じですが、5本指靴下が、履き慣れたものをと思って多少擦り切れたものだったのがいけませんでした。柔らかい繊維が無くなって芯の糸が足裏に当ったせいか、この部分のマメが酷く出来てしまいました。
 小指のマメ対策に5本指靴下を履いています。自分の足の小指は薬指に踏まれやすいので、マメが出来るのを防いでくれます。
 ウォーキングシューズにした場合、トレッキングブーツより小さいので靴下は1枚だけになります。厚手の靴下だけにして、5本指靴下の代わりに小指にテープを巻いて薬指に踏まれるのを防ぎます。

○サロンパス
 これは肩こりに張るのではなくて、足指の付け根の下の肉球部分の真ん中もマメが出来やすいので、以前は張っていました。最近の山ではマメが出来なくなったので張らなくなったのですが、今回のような長距離ウォーキングでは張った方が良かったようです。盛大にマメが出来ましたからね。
 自分の靴下の場合、かかとや指先よりこの部分が先に磨耗します。一番力がかかっているようです。

○スプレーサロンパス
 前に丹後山から中ノ岳周回をした時に足の消炎用に買ったもので、それ以来使っていないので持って行けば良かったです。
 今回長く歩いて腿やふくらはぎやくるぶしが痛みました。足も熱を持ちますから役に立つでしょう。

○食料
 ネットで調べて折り返し地点で石地吉野茶屋が営業しているのを知ったので、昼食をここで取るようにして昼食を持たずガスコンロも持って行きませんでした。
 でも、非常食料(おやつ)としてパン2個と塩飴4個は持って行きました。

○水
 持って行った水分は500ccのジュースと500ccと1リットルの水と1リットルのお湯(おやつ時のコーヒー用)でした。
 ジュースは全部飲み、500ccの水も半分飲み、1リットルの水とお湯は使いませんでした。他に吉野茶屋での味噌汁やお茶でも水分補給をしました。
 1リットルの水とお湯は結局は無駄で、使わない2kgを行き帰り担いだのです。帰りの途中で捨てれば良かったですが、家まで持って帰ってしまいました。そこまで頭が回らなかったのは疲れていたからです。
 関原以降はコンビニの無いコースとなったのですが、道端の自販機や公園や駅の水道も使えたはずだったのです。もっと荷物を減らす事が出来たのですが、厳密に考えなかったのですね。(水分補給が少なかったようで家に帰ってから熱中症気味になりました)。

○地図
 宮本一丁目交差点で右折する所を間違えて直進してしまって、それでも迂回する道があって1.3km程度の寄り道で済みました。
 現場の大きな道路標識の「柏崎」に、今は西山町は柏崎になったのだから柏崎に向えばいいのだなと思って直進してしまったのです。
 現場で撮った写真を改めて見ると、右に「西山、雲出」と書いてあるのに見ていないのです。しかも、前日にネットの地図でシュミレーションをしましたし、持参した歩行計画表にも宮本一丁目で右折すると書いておいたのにこれも見なかったのです。
 ポケナビは持って行ったのですが、細かい紙の地図は持って行かなかったのです。地図を持って行けば見たかというと疑問です。頭に血が周らなくなる程の運動をした訳でもないのですが、この判断力ミスは性格でしょうが、歳のせいもあるのでしょう。

○ライト
 薬師トンネルの歩道は左右にあって両方とも一人分程の幅しかありませんが、路面より40cm位高い位置にあって、脇を車が通行してもあまり恐怖は感じません。
 しかし、照明は他のトンネルと同じく出入口だけ明るく中央部分は間引きして暗くなって足元が見えません。しかも壁からの析出物が所々に堆積しているのでつまづいたり滑ったりしそうです。だからライトは必需品です。

○ラジオ
 往きは元気で周りを見回しながら写真を撮りながら歩きましたが、帰りはただひたすら歩くだけなので退屈して来ました。
 ラジオが欲しいと思ったのですが、山中だったら電波が届かないからミュージックプレーヤで録音したオールナイトニッポンを聞くのがいいかなと思いました。
 でも脇を車が通行するので注意散漫になって危険かな。歩道がある所なら安心して聞けるのですが。

○道路
 ちゃんとした歩道があって安全に歩けて、時々コンビニがあって食料やジュースを補給出来て、時々小屋状の休めるバス停があって、時々トイレがある緑陰の公園があって、しかも車の通行、特に大型車が少なくて、そんな道を自分は歩きたい。なんてね。
 登山と違って遭難は無いでしょうが、交通事故には注意しなくてはなりません。今回も歩道の無い部分が多かったのですが、なるべく右側の端を歩きました。
 車の人には分からないでしょうが、道路の端には小砂利が溜まって歩き難いのです。事故後のガラスが散乱している場合もあります。ねじくぎなんかも落ちています。カーブ地点では傾斜していますし、民家前の車の出入口も凹んでいます。これが結構歩き難くて足には負担なのです。
 歩道の無い道を歩いていて車とすれ違う時に、ちょうど反対車線にも車が来ている事が良くありますが、この時にちょっと恐怖を感じます。疲れてふらついている時は要注意です。
 あとは、前の信号が赤で左折するので左側を歩いていた時、後から音も無くハイブリッド車が近づいて来たのには驚きました。モーター運転だったのですね。


☆後記
 何はともあれ、関原三叉路バス停で時刻表を見た時に3分後にバスが来ると知った時に安心してリタイア出来ました。
 あれで1時間後くらいだったらまだ歩いていたのでしょうか。いや、関原公園でそれまで休んでいた事でしょう。それ以上バスがこないとなったらタクシーを呼んでいたでしょう。それぐらい足は悲惨な事になっていました。無事に帰還出来たのは大安のなせる業です。
 まあともかく40.7kmは歩けたのですから、これをたたき台にして、上記の反省も参考に、これからも懲りずに(1年に1回くらいは)長距離ウォーキングをしたいと(今は)思います。