高陽山ツーリング登山。
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    2014年6月1日の気持ち

梅雨に入ってから晴れの日と休日とのタイミングが悪く、6月20日の今日も6月2回目の山(飯士山)には行けてない。これではイカンと6月1日では早過ぎると思ってスルーした高陽山を焼き直ししてアップ。


    2014年6月1日11時33分
    高陽山北側展望地にて

高陽山頂上は展望が無く、雪渓とヤブをこいで飯豊連峰が見える場所に来る。ここで残雪に付き物のブヨの超大群に襲われる。
     
高陽山は今年の国土地理院の標高改定で1m下がったと報道されて、初めて存在を知った山です。新潟と福島の県境にあり、それこそ自分の故郷の西会津町にある山ですが、知りませんでしたね。50年以上前の幼少の頃に故郷を出ましたから知らないのは仕方ありません。
 新潟県の山で登山道があるなら登ってみたくなります。調べると新潟県側からは道が無く福島県側から行けるようです。場所は西会津町奥川高陽根地区の中ノ沢という集落が登山口になっています。
 ちなみに高陽山は国土地理院の表示では「こうようざん」となっていますが、高陽根は「かやね」と読みます。由来は何でしょうかね。
 登山口の中ノ沢は24戸ほどの小さな集落でやはり若い人の姿は見えませんでしたが、町中は道路は奇麗に掃除され花も植えられ、家屋も古いながらに修理され、痛ましいような廃屋は見えませんでした。
 登山口の前にゲートがあるという情報でしたが、鎖のゲートは開いていて砂防ダムの駐車場まで入れました。 
 スクーターにとっても狭い道を砂防ダム前の駐車場と表示のある空地に入りました。4輪が2台駐車してありましたが、土が剥き出しの場所で地面が傾斜している上にぬかるんでいるので、自分の250ccのフォルツァのスタンドが埋ってしまいます。倒れそうなので駐車場から出て舗装された道沿いの邪魔にならない場所に停めました。
 登山道の表示は最小限しかないので、砂防ダム駐車場の手前にあった案内板は道に迷わない為には必見です。
 登山道は最初は用水脇を歩き、沢沿いになり水源地の貯水槽脇を通過し、清水分岐から急傾斜になり、頂上手前で倒木が増え道が薄くなり頂上に達するという危険な所も無く平凡なものです。頂上も含め全体に林の中で眺望は望めないので面白味もありません。
 唯一の展望が頂上から北に200mほどの所にある雪渓です。ここには道が無いので雪渓が無くなれば行くのは困難ですし、行っても生い茂った葉に遮られるかもしれません。
 雪渓から、今年9月に登るつもりの大日岳を拝めましたが、登山口までの林道が長く、日帰りは難しそうです。
 この雪渓で、自分はブヨと戦い敗れながらも昼食をとりました。下りに出会った地元の人らしき山菜取りの人は、ゴールデンウィーク頃はブヨが出ないと言っていました。今日は7〜8人ぐらいに出会いましたがその頃はもっと多い人出になるのでしょう。
 今日はツーリング登山なのでライディングも楽しむつもりでしたが、日曜日とあってか傍若無人な行楽ライダーが気になってあまり楽しめませんでした。
 車列は制限速度以上で流れているのですが、それ以上のスピードを出して追い越したり、割り込みしたりして先に先に行きます。先に何かが待っているのでは無いと思います。相対的なスピード感を楽しんでいるのでしょうね。
 パトカーや白バイを見る事も無く、ネズミ捕りもしていないので、行楽ライダーは羽を伸ばしているのでしょう。
 登山後の帰り道は日差しが強く、熱中症気味になりました。登山もツーリングも両方楽しむのはなかなか大変です。
 実は新しくなった国道49号線を始めて通りました。三川駅先の揚川発電所付近のトンネルから津川の町までの間が、阿賀野川左岸を通るようになりガラッと変わってしまいました。高速道路かと思うような広くて快適な道です。
 今までの阿賀野川右岸の道路は広げたりトンネルを作ったりするのも難しかしいくらい場所が無かったのでしょう。その為、きりん橋も通らなくなり麒麟山も見えませんし、旧道分岐から津川の町に入る事も出来ません。
 帰りに立ち寄った津川の町は何だか仕舞た屋が多く寂れて見えました。土産を買おうと菓子屋を探したのですが、町中には(どこにでもある大阪屋以外は)見当たりませんでした。
 結局、町外れのきりん橋たもとの文化堂本店に来てしまいました。ここも流行っていないらしく日持ちするような菓子しか置いてありません。昔懐かしい塩釜を買いました。
 ここの人に聞いたのですが、R49の旧道は危険なので通行止にしてしまったそうです。鍾馗様で有名な大牧は津川方面からしか行けなくなりました。そのせいか今年の祭りは人出が例年より少なかったと言います。その代わり阿賀野川左岸にあった袋小路の集落の赤岩がR49とつながるようになりました。色々ですね。
 往復238kmのツーリングでした。登山をやってのツーリングなのでこのくらいが限界でしょうか。
 今乗っているフォルツァは2005年の秋に購入しました。フォルツァでの200km以上のツーリング登山を調べてみると、以下のようになります。

○2013年8月 稲包山 1597m
 湯沢町三国トンネル往復 201km

○2012年6月 稲包山 1597m
 湯沢町三国スキー場跡往復 203km

○2011年9月 風倉山 931m
 胎内市胎内川ダム往復 251km

○2011年5月 高坪山 570m
 胎内市金峰神社往復 239km

○2009年8月 神奈山 1909m
 妙高市関温泉往復 250km

○2009年6月 光兎山 966m
 関川村中束往復 274km

○2009年4月 尻高山 677m
 糸魚川市親不知往復 276km

○2008年10月三角点山 576m
 関川村松平畜産団地往復 260km

○2007年8月 不動山 1430m
 上越市名立区待避所17ゲート往復 239km

○2007年6月 青海黒姫山 1222m
 糸魚川市鉱山第2駐車場往復 268km

○2006年6月 焼峰山 1086m
 新発田市加治川治水ダム 往復205km

 ツーリング登山は往きは良いのですが帰りが登山で疲れるので、登山で疲れ過ぎないような山を選んでいます。
 道路もなるべく楽しい所を走りたいのですが、上記の尻高山や不動山、青海黒姫山は交通量の多いR8を通ったので、今考えると自分でもよく走ったなと思います。
 フォルツァ以前はイナズマ1200に5年ほど乗っていて、西吾妻山、磐梯山とか茶臼岳、熊野岳の県外ツーリング登山にも行きました。フォルツァは乗り易いし積込みし易いので、回数ではイナズマを上回りますが(年数も多い)まだ県外ツーリング登山に行っていません。
 早池峰山、栗駒山のツーリング登山は大分前に計画したのですが行けていません。今年はタイヤを交換したので行きたいのですが、まだその気が湧き上がりません。