八海山麓雪雪雪雪。
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    2015年1月8日の気持ち

  長岡自宅を車で出た時には小降りだった雪が、スキー場に着いたら煙るほど降っている。こんな日のスノーボードはプレジャーでは無く、ワークになってしまう。こういう天候も経験してこそスキルアップ。
 

    2015年1月8日9時22分
  八海山麓スキー場管理棟入口

 降る雪の中、業者がソリで食材を運ぶ。スキー場ではソリは健在。左のゲレンデが第2コース、右がスラロームコース。その両側右に第1、左に第3がある。スラロームゲレンデはまだ滑った事が無い。
 8時頃長岡自宅を出発して、八海山麓スキー場を目指しR17を順調に南下しました。堀之内になると路肩の雪の撤去で重機が動き交互通行で止められました。小出でも路肩の雪を撤去していたので、小出IC入口交差点よりずっと手前で左折してR291へ入りました。R17は小出の虫野から先が新道になったらしいのですが、そこを走るのは上越国際スキー場へ行く時になるでしょう。
 R291から水無川手前の右にガソリンスタンドのあるT字路を左折します。スキー場の看板が左にありますが雪が多いと見難い場合があります。緩い坂を上って行くと分岐があり直進(左折)して進むとすぐに駐車場に出ました。道路脇に一列横隊で10台近くが駐車中、9時10分到着です。自宅から48kmです。雪が結構降っています。
 ウエアは着ていったのでブーツだけ履き替え、ザック(防水)を背負って管理棟まで歩き、下のトイレを利用させて貰いました。さっぱりしてから管理棟窓口でリフト券を買いました。シニアの4時間券で1700円は安いですね。しかも30分以上オマケしてくれました。有り難い事です。
 受付の女性に着替えをする場所があるのですかと尋ねたら管理棟2階を利用可能と言って、親切に案内までしてくれようとしましたが、帰りで濡れて着替えたい場合にお願いしますと断りました。
 強い雪が降っているので、フードを被ってボードを持ってリフト乗り場前に行きますが、ゲレンデを見ると誰も滑っていません。第1コースの途中に人が見えたようでしたが係員のようでした。振り返るとロッジ前に数人がたむろしています。雪が小降りになるのを待っているのでしょうか。
 ボードを左足に装着しリフトに乗ります。乗り場では係員がスクレーパーでリフトに付着した雪を落としています。
 リフト中はただ降雪に耐えるだけです。眺めるべき眺望もありません。一応デジカメを撮りますが、ただの記録用で被写体としては面白くもありません。ただ雪の降るぼやけたリフトでしかないのです。
 リフトが中腹に出ると、ミルク色の景色の中から徐々に救助隊の建物が現れて来ました。リフト下り場も同様ですが、第2リフト乗り場や頂上は見えません。先が思いやられます。
 リフトを降りて今日最初の滑降です。メガネの上にゴーグルをしてみます。まだ曇りませんが、いつまで使えるか分かりません。とりあえずそれまではゴーグル装着で滑ってみます。
 濃い雪では頂上から滑るのは転ばしてくれと言っているようなものなので、まずは中腹から下のコースを滑ります。
 初級者用の第1コースを滑り下ります。最初から雪面が見えず傾斜が分からないので反射神経任せです。一応、圧雪はしてあるようなのでギャップは無く滑り易くはあります。ただ滑る方向が分かりません。
 ゴーグルの表面は当然濡れて水滴が付きますが内側が曇らないので何とか滑れる程度には見えます。
 第1コースを2回滑ったところで、次に第2コースを滑ります。下の3コースとも同じ位置から滑る降りるので標高差は同じです。第2コースは中級者コースですが、コース中の斜度の変化が少なくその意味で滑り易いのです。またリフト乗り場に一番近い所に下りるので、その勢いでリフトに乗り場に着くので楽です。他のコースは自分の腕では途中で失速して止まってしまいます。これも2回滑りました。
 次に第3コースを滑ります。ここも中級者コースとなっています。ここは第2コースと逆で傾斜に緩急が付いていて最後の下りはダイナミックな滑りが出来ます。今日は途中の緩斜面がゆる過ぎて止まりそうになりました。去年はもうちょっとスピードがついたものでしたが、今後の積雪によりそうなるのかもしれません。
 第3コースを滑っているうちに、雪が小降りになって来て、下の町や頂上も見えて来ました。ゲレンデが見えるのが嬉しい。フードをとって滑ると開放感があります。
 すぐに第2リフトに乗って頂上から滑りたくなりましたが、第3コースも2回滑りました。この辺が几帳面な自分です。ここで1時間経ち、10時30分となりました。
 いよいよ、頂上を目指します。第1リフトを下りて第2リフト乗り場まで片足装着で滑り降ります。上手くはありませんが何とか転ばずに到着しました。
 第2リフトは短くて頂上にはすぐ着きます。雪が小降りになったとはいえ隣の八海山が見えないのは残念です。下を滑っているうちにゴーグルが曇るようになったので、ゴーグルは額にずらしてメガネだけで滑ります。雪が小降りになったとはいえ、転ばないで滑るのが精一杯です。続いて第3コースで下まで滑り下りました。
 同じように頂上まで行き第2コースで下まで行った所で11時30分となり、雪の小降りは終り、降りが強くなって来たので昼食にしました。
 ロッジに入り、ここのメニューではまだ食べていない広東ラーメン(700円)を注文しました。出てきたものは具が少なく味も平凡でただ食欲を満たしただけです。スキー場としてはこんなものなのでしょう。
 客は熟年夫婦だけです。他にもスキー教室の人達がいたはずですがまだ来ません。自分はさっさと食べて、自分の午後の部を始めるため雪の降る中へ出ました。11時50分頃です。
 午後も同じように頂上まで行き、コースを毎回替えながら下まで滑る事を繰り返しました。他の人は昼食中なのか自分一人で貸切状態です。これで天気が良ければいいのですが。
 その後、雪は小降りになるどころか湿ってくっつくようになり、悪化するばかりです。今日だけの積雪でゲレンデも新雪状態で重いゲレンデとなり視界が悪く何度か転びました。
 メガネで滑っている自分の顔は雪が溶けた水と鼻水でグチョグチョです。拭いてもかんでもグチョグチョです。30分多めに貰った時間ですが、時間まで滑ろうとする自分がいて恨めしい。
 何度目かの第1リフト途中で14時を過ぎ、第2コースを最後に味わいながら下りて終了となりました。
 ウエアの中まではそれほど濡れていませんが、外側はグチョグチョです。着替えたいと思ったのですが、管理棟まで戻るのが面倒だったので、雪の降る中、車のバックドア下で着替えました。登山の後のようですがスキー場では異端でしょう。
 帰宅途中の原信小出東店で今夜のおかずを購入し、帰宅したのが16時を少し過ぎていました。足だけではなく、何故か上半身も筋肉痛になっていました。