上越国際スノボ場。
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    2015年3月16日の気持ち

 自分の行くスキー場は中越の一部に限られていますが、その中でも上国はボーダーが多いスキー場です。スキーヤーばかりだと疎外感を感じますが、同志が多いと安心します。
 

    2015年3月16日14時37分
  上越国際スキー場ホテル前にて

 スノボの同志が多いのは確かですが、年令差が40歳はあると気付くとコミュニケーションは取れません。
 今シーズンに滑ったスキー場を挙げてみると、長岡市営3回、古志高原2回、須原1回、八海山麓2回、上国当間1回、ニューグリーンピア津南1回の計10回です。
 上国当間とニューグリーンピア津南を開拓出来たのは良かったのですが、本当の上国、表玄関の塩沢からの上国は今日が初めてです。
 上国は好きなスキー場の上位に入るのですが、今期はどうした事か表から入るのは始めてです。長岡市営3回のうち2回は、休日が丁度シニアデーに当たって無料につられてしまったのも一因のようです。
 これからラストに向けて上国を滑りましょう。今日は違いますが、23日からは、更にリフト券が安くなりますからね。
 今日はアネックスからのリフトが止められ、ホテルの駐車場に車を停める事になりましたが、経験してみると不便でしたね。
 ホテル内でリフト券(シニア5時間券=2000円)を購入してゲレンデに下りました。やっぱり、当間展望台を目指します。リフト乗り継ぎで小一時間掛かりました。
   上国は広いエリアなのですが、上まで行ったらあとは滑り降りるだけではないのが残念です。一旦下ったり、連絡リフト(2台)に乗ったりと複雑です。頂上でリフト券が切れてもあとは滑って下りられると良いのですがそうは行かないので、時間と場所を良く考えておかなければなりません。
 3月中旬ともなれば雪質は良くはありません。滑り難くなります。この原因は雪どけ防止の硫安や黄砂等の飛散物質のせいだと思うのですが本当の所は分かりません。去年3月の須原ほどではありませんがね。
 上国には緩斜面が幾つかあるのですが、美奈ゲレンデの緩斜面ではどうしても止まってしまいました。2度通って2度ともです。毎回ワックスを塗り直しているボードでもそうなっちゃいます。
 昼食はおしるこ茶屋の隣のレストラン湯元で食べました。A定食が1100円の所、1000円になっていたので食券を買いました。でも出て来たものを見るとその価値はありません。スキー場価格ですね。
 食事も含め、5時間を充分堪能しました。というか、腿や足首が痛かったのですがリフト券を目いっぱい使おうという貧乏根性で何とか滑り通しました。ホテルに上がるリフトに乗ったのがちょうど14時40分でした。
 午後になると塩沢側はざくざくのザラメになってしまいましたが、十日町側はそこまで行きません。気温も十日町側の方が低く感じます。やっぱり十日町側で滑るのがベターです。
  ところでスキー場と言えば、スキーを滑る所です。当たり前の事を言いますが、スノーボード場ではありません。スキーで滑る為に設計されたゲレンデで、スキーで乗る為のリフトだったりします。
 その昔、スノーボードの黎明期に滑っていた知人が言うには、最初はスキー場で講習を受けてテストに合格しないと、そのスキー場でスノーボードを滑らせて貰えなかったと言います。
 確かにそうでしょう。スキーヤーにとっては異質なボーダーがいては邪魔だし危ないですからね。今でも邪魔にされますが、さすがに講習を受けなければ滑れないなんて事はありません。
 でも、ボードを持ってリフトに乗る人を時々見かけます。ボードは片足装着が基本ですが、その基礎が出来ていないのにそれでもリフトに乗りたいのですね。
 普通はひんしゅくものですが、でも良く考えてみて下さい。何故スノーボードの初心者の中にはボードを持ってリフトに乗る人がいるのか。スキーの初心者だからといってスキーを持って乗る人はいませんよね。これはリフトがスキー用に作られたものだからです。
 最初からスノーボード用に作られた移動機械ならそんな事は無かったでしょう。リフトそのものだけではありません。乗り場や下り場の作りもスキーヤー向きになっています。
 だから、ボーダーは片足装着でなければリフトを利用出来ないのです。片足装着はボーダーが、間に合わせのプレイパークとしてのスキー場で何とか滑れるようにする為の妥協策であり試練なのです。ボーダーにとってはスキー場は仮の場所なんです。自覚しましょう。
 そこで思うのですが、真のスノーボード場とは何でしょう。両足装着のままで移動機械に乗り、ゲレンデの上まで行き、スノーボード用に設計されたコースを快適に滑り降りる。それこそが仮ではなく本物のスノーボード場と言えるでしょう。そんな夢を見ています。
 例えばですけど、リフトの代わりに、動く歩道のようなものを斜面に作って上に上るとか、ゲレンデを上から下まで巻いたコースにして、下からエレベーター式でゲレンデ上に行くとか。ヒマがあるとそんな事を考えています。
 でも世界的にも少子化で不景気な今はスノーボード場を発明したとしても設備投資をする所は無いでしょうね。
 それならボードの改良はどうでしょう。今でもワンタッチ装着のボード(バインディング)はあります。でもあれは確かハードブーツですよね。一般的に馴染みがあり、初級者にも優しいソフトブーツ用ではありませんよね。
 ソフトブーツ用に片足だけでもワンタッチで装着出来るようにはならないでしょうか。無い頭で考えると、脱着の「着」は出来ても「脱」が難しそうです。外し方や外す負荷の設定は思い付きません。
 それとも、スプリットボードのワンタッチ脱着とか、いやこれはもっと難しそうです。いっそのことデュアルボードにしますか。かんじきで滑っているようでカッコわるいですか?