雨の鋸山縦走。
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    2015年5月9日の気持ち

 長岡市営スキー場、三ノ峠山、強清水、仁王ブナ、花立峠、鋸山、八方台と長岡ハイキングコースを網羅。地形的に風谷山を中心に周りの尾根を歩く。今回は新しい道を試すため萱峠を迂回。

    2015年5月9日12時39分
   真木林道の鋸山登山口付近
 
 真木林道の近くにあるミズバショウの群落。今年は真木林道の機械除雪はしないようで、ところどころ道路上に雪が残り登山口まで車は入れない。真木林道から八方台への車道も1箇所だけ残雪があり全通はしていない。
 鋸山があるのは、長岡市では東山と呼ばれる地域です。東にある山だから東山、西にあるから西山です。単純な理由ですね。
 長岡の西側には今は柏崎市と合併した西山町がありました。西山町に住んでいた人は、自分の住む町の名前が、長岡市を基準にしたものだという事について違和感は持たなかったのでしょうか。まあ、これは余談ですが。
 高齢化社会になり、誰もが自分の身体を気にかけるようになったせいか、登山やハイキングが盛んになったようです。長岡市でもハイキングコースが昔から幾つもありました。誰も通らなくなって廃道になったものもありましたが、近年、有志の努力(有り難い事です)により復活する道もあり、東山は盛んになって来ました。  三ノ峠山の登山道もそうですし、三ノ峠山から地蔵岩橋分岐までの道は一旦途絶えたものでした。
 自分も前は残雪期にしか通った事がありませんでした。今は立派な道になり、途中にはトラバース道と尾根道の両方があります。
   そういう復活した道のお陰で、長いハイキングコースが出来ました。栖吉から登って栖吉に下りるというものです。多少?の車道歩きはありますが、歩き甲斐もあり花や景色や歴史も楽しめるものです。
 今回はその鋸山縦走の3回目です。

栖吉神社奥宮から栖吉町の下りて、
栖吉川を進入禁止の看板を無視して木橋で渡って昔の道を探すがなく、
養魚池まで行ってしまって戻りながら林に入り、
それでも道が見当たらず尾根伝いに本格的なヤブこぎをして長岡市営スキー場第5ゲレンデ上に出てヤレヤレと思い、
美味しそうな早蕨を脇目で見ながらゲレンデを直登し、
上のリフト下り場に着いたら9時になり放送が始まりスキー場(下のゲレンデで夏スキー)が開場したかと気が付き、
尾根に上って尾根を歩いてファミリー農場(ブナ平)分岐を過ぎ、
潅木に囲まれたコマランド分岐=三ノ峠山頂上に着いた時はポツポツと雨が降り始め、
特にする事もなく反対側に下り、
道の分岐でいつものトラバース道を選び、
観鋸台を過ぎ地蔵岩橋分岐を過ぎ、南蛮山林道の端を横断し、
V字道の残雪に足をとられながらもコハ清水(強清水)に到着するがなかなか雨は止まず、
軽トラの停まった竹之高地分岐を過ぎ、
切り通しを過ぎジグザグに下りて、
石仏に挨拶をして池分岐(仮称)から左にブナ林に入り、
分かり難い枯葉の道を赤リボンを頼りに上り、
この林は雨が防げるなと思いながらも昼食には早いので通り過ぎ、
途中の分岐を左に折れ登って、
長工新道に出てああこんな所につながっているのかと左折して、
長く感じる尾根のアップダウンを過ぎ、
二王ブナを左に見て花立峠が近いぞと思い、
花立峠だ昼飯にしようと思ったら、
大勢が木の下で雨宿りで自分の居場所がなく素通りし、
すぐに半蔵金分岐から左に上がり、
風吹き上げの崖(仮称)で下からの風で寒さを感じ、
鋸山頂上は無人で見る眺望もなく寂しく雨に打たれ、
マイクロ台跡の脇を通り、
林の中に下り適当な木の下でウインドブレーカーを着て雨に打たれながらお湯を沸かし味噌汁を飲みお握りを2個食べ次のお湯でコーヒーを作り飲んでパンを食べ、
雨で寒くて窮屈な姿勢だったので腰を伸ばして再出発。
 ロープの急降下の後、尾根道を下り、
八方台のペンキ看板から右折し、
残雪残る危険なトラバース道の手前から左下のミズバショウ群落に下りたら真木林道は除雪していなかった。
林道に出て左折して所々の雪を越え八方台分岐から右折し、
途中で道路を邪魔しているたった1ヶ所の残雪を越え、
県民いこいの森入口前を通り、電柱八方台線72から右折し粘土質の道を上ると、
ガランとした八方台休暇センター跡で、
2台の車のアベックがイチャイチャしている脇を西にヤブを越え、
また林道に出て右折して電柱八方台線59の脇の城山コース入口から粘土質の道を下り、
2つの水場を過ぎ、
栖吉城入口を過ぎ、登城道を下ってすぐ、
何故かガイシが落ちている栖吉神社分岐を左に折れ曲がり、
いつからこんなに幅の広い道になったのかと思いながら下ると、
栖吉神社奥宮にたどり着いた。
フォルツァは雨に濡れ一人寂しく待っていた。

 というような縦走でありました。
 雨の登山も涼しくて良いものです。と負け惜しみを言えるのも家から近い鋸山だからです。でも、考えたら絶対遭難しないなんて言えませんよね。何があるか分かりませんから。
 今日は鋸山までに何人(十何人)かの人とすれ違いましたが、鋸山から八方台、八方台から栖吉神社までは誰にも会いませんでした。そのどこかで滑落して打ち所が悪くて動けなかったりしたら遭難騒ぎです。もっと悪い事も考えられます。
 実は、地図と携帯電話を忘れて来てしまったのです。馴染みがあって低い山なので気が抜けていたのですね。出発前のチェックを怠っていました。一人の山歩きではそういう所もしっかりやらなくてはいけません。そうでないと大勢の人に迷惑をかける事になりますから。だから、反省!