鳥屋ヶ峰逆登山。
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    2016年5月3日の気持ち

 鳥屋ヶ峰第3のルートの林道から上がったが、10分で頂上に着く。これではイカンと小平尾ルートへ下る。下ってから上がるので逆登山。欲張って沢コースと尾根コースの周回を企てたが沢はヤブだった。


    2016年5月3日9時26分
    須原スキー場頂上駅前

 ここはアルパインコースのリフトの降り口。2ヶ月前はここをスノーボードで降りていた。右に行けばアルパインコース。左に少し上がればジャイアントコース。懐かしい。奥に見えるのが鳥屋ヶ峰。
  
今年はスノボで滑ったゲレンデを歩きたいと思っています。その手始めが古志高原スキー場で、歩いて来ましたが頂上まで20分位と登山と言うのが恥ずかしいほどの短さでした。せめて1時間位は歩きたいものだと思っています。
 2番目に予定していたゲレンデが須原スキー場で、やはりここだけでは物足りないと思い、近くの鳥屋ヶ峰まで行こうと思ったのですが、地図で見ると須原スキー場の頂上から鳥屋ヶ峰は少し距離があります。長い時間をかけられない事情があるので無理は出来ません。それで、ゲレンデ歩きは置いといて、鳥屋ヶ峰登山になってしまったのです。
 調べても状況が分からないのでぶっつけ本番で行く事にしました。最悪、県道が走っているアルパインコースのリフト乗り場から歩く覚悟もしていました。
 フォルツァでR351、R290、R252と走って須原に着いたら、目的の福山へ行く道がちゃんと県道57号とデカイ青看板で表示されていました。迷うはずはありません。
 右折して上って須原スキー場の第1駐車場の脇を通り、上に向うと道は1車線程度に狭くなり、左にゲレンデを見ながら高度を上げていきます。冬にクワッドリフトの右方向に見えた林道のようなものを、雪が消えた今自分が走っていると思うと不思議です。それに、林道ではなくちゃんとした県道だったのですね。
 アルパインコースのリフト乗り場には、行きかう車も無く10分ほどで着きました。リフト乗り場のすぐそばに道路があったのですね。雪で全く気が付きませんでした。
 そのすぐ先に須原スキー場の頂上へ行く道がありました。ここから歩き始めるなんて考えたのがおかしいくらいに舗装されて広い道でした。これがアルパインコースの初級コースの道なんでしょうか。また別に狭い道もあるようです。
 頂上は全て舗装されていて駐車場完備です。クワッドリフトの頂上駅の建物の中の降り口までフォルツァで上りました。その先まで歩いて雪の無いゲレンデを見下ろすと、ああここを滑ったのだと感慨無量(大げさ)です。
 晴れているので眺望も良く、東には守門や浅草、南には上、下権現堂山や唐松山が見え、西には今日の目的地の鳥屋ヶ峰が見えます。守門や浅草はまだ白くまだらになっていました。
 フォルツァでリフト頂上駅から下りて西に下ると東屋がありました。近くに須原高原公園の看板がありましたが、地名の殆どが見えなくなっていました。でもここが公園とは知りませんでした。
 そこから更に西に下ると5差路があり、ここが鳥屋ヶ峰への分岐のようです。ここにも看板があるのですが、表示では4差路になっています。どちらも全部舗装です。星の家(リフト頂上駅前)から来ると、左がR252へ、右がキャンプ場へ、右斜め前が鳥屋ヶ峰展望台となっていて1本足りないのですよね。
 取り合えず右斜め前に上ってみたら、行き止まりでした。山菜取りの夫婦に聞いたら、鳥屋ヶ峰の登山道はここでは無いと言います。まあ、それは知っているんですけどね。こちらの道は看板を作った後に出来たようで、星の家から来て素直に右に下る道が鳥屋ヶ峰への道だったようです。
 その道を下るとすぐに左に分岐があり、林道鳥屋ヶ峰線(以下鳥屋ヶ峰林道)基点と表示がありました。ここも舗装です。これに違いありません。ちなみに直進するとこの道も福山方面へ行くようです。
 少し走ると左に少し荒れた林道の入口らしきものがありました。ここがそうかとフォルツァを停め、歩く準備をして上って行ったら、携帯電話の基地局で行き止まりになっていました。防雪板は鳥屋ヶ峰方面に続いていましたが、歩けそうな道は見えませんでした。ここは間違いでした。
 戻って、どうせすぐ先だろうとヘルメットをかぶらず(見逃してくれ)フォルツァに乗ったら、結構先まで舗装が続きます。どんどん上って、結局、別の基地局の前で舗装は終り、防雪板は続いていました。こんどこそ、これに間違いないとフォルツァを停めて歩きました。
 少し先で鳥屋ヶ峰林道が終点になり、山道になりましたが、歩いて5分で大倉分岐に着いてしまいました。じゃあ、頂上はもうすぐじゃないの。池のミズバショウを見てから頂上に向ったら又5分で着きました。合計10分の登山です。イヤ情けない。
 という事で、頂上で少し考えて小平尾側に下ってみる事にしました。まるでノープランです。途中で右の沢コースに下りました。ヤブに難儀し、腕がかぶれる事も知らずにです。
 何とか遭難せずに一本杉まで辿り着き、エネルギー補給をしてから尾根コースを登り返しました。これが逆登山の顛末です。