上国から当間山。
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    2016年6月11日の気持ち

 と言っても上越国際スキー場の塩沢側(遠い)からでも十日町側からでもありません。冬には閉ざされる十日町の鍬柄沢からの狭い道を当間第4クワッドリフト乗場前に入り、そこから周回して来ました。


    2016年6月11日10時58分
       展望台パウゼ
    (当間クワッドリフト下り場)

 当間山の帰りに水辺コースの遊歩道分岐から6分で到着。当間第4クワッドリフトの降り場の真裏に出る。直前が急登でロープがある。2階にあるパウゼの入口で涼しい風に吹かれ昼食をとる。
  
 上越国際スキー場というのは、新潟県で言う上越地方にあるのでは無く中越地方の塩沢と十日町に挟まれた広い山間地にあります(何度も言いますが)。玄関口はと言うとJRの上越スキー場前駅(冬しか停まらない)もあってホテルや民宿群がある塩沢側でしょうね。
 ご存知でしょうが当間山には魚沼スカイラインの魚沼展望台に車を停めて歩けば当間山最高点には20分程度で着く道もあります。でも、これでは詰まらないと思いますよね(十日町のベルナティオからは既に踏破済み)。
 かと言って、塩沢から歩いて当間山を目指すとなると、アネックスから長峰ゲレンデまで上がり大別当ゲレンデを上がり大沢ゲレンデを上がって魚沼スカイラインに出て、スカイラインを南西に歩いて当間第4クワッドリフト乗場に下って、長い当間第4ゲレンデを展望台パウゼまで上がって、そこから山道で当間山に到達出来ます。が、これはなかなか大変です。
 そこでベルナティオから登った時に当間山最高点で見た看板にあった当間第4ゲレンデ付近?が出発点となる水辺コースを歩いてみようと思った訳です。ところが、その水辺コースの詳細が、看板設置者の十日町市が分からないのですから、もう自分で確かめるしかありません。
   この当間第4ゲレンデのリフト乗場には普通のスキー場のように冬でも車で入れる道路は無いのです。一般人は、塩沢側からも十日町側からも連絡リフトで入るしかないのです。だから車で入る方法が分からなかったのです。
 先月末には、手がかりとなる当間第4リフト乗場までスクーターで入れる事は確認しましたから、今日はそこから先の捜索となります。
 8時40分に大沢山トンネル西側の鍬柄沢から入り、当間第8リフト乗場(田舎家)前を通過、道が狭くなり砂利になり、やがて当間第4クワッドリフト乗場(ホルン)には8時47分に到着しました。
 そこには「Nippon Cable」と書いた白いカローラワゴンが停まっていました。土曜日なのに、どうやらリフトの点検をするようです。自分はフォルツァを乗場の反対側に停めて出発の準備をしました。
 8時54分に支度を整えて出発しました。今回はもう草丈も長いので素直に林道を歩こうと決めていました。だから、林道の乗場入口側に戻って砂利林道を上がりました。
 林道は一旦右に膨らんで池の脇を通ってから左に戻ってリフトの下を通りゲレンデに出ました。ゲレンデは日陰が無いので暑いですね。林道は更に左に行ってから右に戻って直線になりました。この感じは2万5千分の1の地図に書いてあるのとほぼ同じようです。
 傾斜の緩いゲレンデを真っ直ぐ歩いて来たら、林道が直進と右に分岐している所に来ました。最高点の看板によるとゲレンデ左側に遊歩道の入口があるはずなのですが、9時08分の現在も見つけられずにいました。
 ここは右から初級、上級コースが第4ゲレンデに合流する所なのです。看板を信じれば、ここで右に曲るのは水辺コースを諦める事になるので直進しました。でもこの直進の林道は地図には書いていないのですが。
 道はリフトの脇を通って左に曲って林の中を通りゲレンデに出ました。更にゲレンデを横断して左側の森の中に入ってしまいました。遊歩道かと思ったらしばらくしたら右に曲って、またゲレンデに出てしまいました。車の為に緩い勾配をつける為のジグザグのようです。
 もう1回ほどジグザグしたらゲレンデ右脇に見たような物を見つけました。当間山最高点にあった、あの看板です。
 9時18分の事です。近寄ったら最高点の看板より磨耗しています。脇にある物はどうやら炭がまのようです。予想していた物と違って小さいですし、鉄製です。他の表示物のP(駐車場)は脇のゲレンデを指すようですが、トイレは見当たりません。ベンチ2脚はありましたが。
 「いやー、やっと見つけましたよ」と声に出しましたが誰も聞いていません。第4ゲレンデを2/3以上上がってしまいました。もうこのまま林道かゲレンデかで展望台パウゼ(見えている)に着くのかと思っていました。
 これで水辺コースが健在だと分かりました。さらにゲレンデを歩く事3分、ゲレンデ左に遊歩道の入口がありました。
 ここから森の中を歩く事になるのですが、名前の通り小さな沢が所々にありました。当間第4ゲレンデと魚沼スカイラインの間の森の中というのに広がりを感じますし、あまり車(バイク)の音も聞こえて来ません。
 道はヤブではありませんし、表示も万全とは言えませんが、まず迷う事は無いと思います。クマの気配はしましたけどね。自分は未踏の道を歩くのが楽しみなのです。皆さんはどうですか、まあ歩いてみて下さいよ。
 10時01分に最高点近くで一般のコースに合流し、当間山最高点10時06分、当間山三角点10時25分と巡って、10時59分に展望台パウゼに下りて昼食にしました。最高点も三角点も眺望が無いだけにパウゼでの休憩は心が和みます。12時00分にパウゼを出発して帰りは林道を巡って、当間第4リフト乗場には12時31分に下りて来ました。
 この水辺コース遊歩道の入口まで車で上がる事は可能ですが、当間第4クワッドリフト乗場に車を置いて歩く事をお勧めします。5月中の草が伸びない時にゲレンデを歩くのも良いですね。
 看板等の表示によるとこのルートはモトパラ関東(MOTO PARADISE 関東)という会社(組織)が整備したようなのです。それにしても十日町市の担当者の方、せっかく遊歩道があるのですから再調査して、外部の問い合わせにもちゃんと答えられるようにしたらどうでしょうか。