猿倉岳午後登山。
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    2017年10月17日の気持ち

 短行程の山をネットで探していたら近所にあった。この猿倉岳は春に鋸山に行く途中で寄った萱峠の隣。昔、牧場があった頃、車道をバイクで上った事がある。蓬平からの登山道は初めて知った。

    2017年10月17日14時00分
     萱峠、高置水槽前にて

 萱峠から南側の猿倉岳を望む。春に来た時は枯れススキが倒れて地面に座って休憩している時も山古志側の眺めは良かった。ススキ以外に潅木が立ち上がり、牧場は消え林になって行くようだ。
○半日登山

 自分の登山は昼に頂上に着いて景色を楽しみながら食事をするのが醍醐味だと思っていました。それは今も変わりません。頂上に着く時間を決めてから家を出発する時間を逆算していました。
 それが最近は、外出する時間が連続して4時間程度しか無いので、なかなか醍醐味を実行出来ません。事情があってその時間内でやるパートタイムの登山です。
 それでも頂上か中間点でコーヒータイム(三時のおやつ)を楽しみます。そのぐらいの余裕は持ちたいですから。最初はフルタイムの登山のようにガスコンロでお湯を沸かしていました。その後、準備する時間がムダと気付き保温水筒に替えました。お湯を多めに沸かして、飲むまで2時間程度なので熱々を維持出来ます。
 最初は午前中に行って、急いで昼までに帰宅していました。でも、寒くなって鼻炎に掛かったりもしたので気温が高くなる午後に出るようになったら、他の面でも良さそうです。
 まずは出発するまで半日あるので、その日の天気を見極めてゆっくり支度をする事が出来ます。買物とかの雑用を済ませて後は登山に専念出来ます。
 午前中に出る場合の出発は7時30分頃になるので、道路が通勤車で混みます。午後は12時30頃出るので比較的空いています。昼食中の人が多いからでしょうね。帰りは、仕事先から社に戻る人達の時間に重なって混みそうですが、それが混みません。営業職はサービス残業をしているのでしょうね。
 護摩堂山は別ですが、午後に行くと山は空いています。それが良いか悪いかは人に寄りますけどね。静かな山も魅力ですが、誰もいないとクマに出会いそうで怖い気もします。
 午後登山も午前登山も半日という制約があるので、あまり遠くには出掛けられません。また、行程の長い山にも登れません。遠くて高い山には行けません。その代わり、今まで鼻も引っ掛けなかった(失礼)近い山を大分開拓しました。これは収穫でした。
 要するに歩ければ良いのですが、歩くだけでは詰まりません。目的地が欲しいですね。それが頂上です。登山道で無くても、車道を歩いても最後には頂上に立ちたいのです。三角点が無くても良いのです。そこが木に覆われた山頂でも良いのです。一応登山なので。
 今日登った猿倉岳ですが、午後登山という点では合格です。周回時間が3時間5分でしたが、自宅発着が4時間ちょうどで、まるで数字を揃えたかのように予定時間にピッタリでした。

○猿倉岳周回

三叉路駐車場の表示板(山小屋が2つある?)

 三叉路駐車場を歩き始めたのが12時45分で車道を歩いて長坂登山口に着いたのが12時55分。ここから登山道になって、道は日向になったり日陰になったり、急登になったり平坦になったり、水でぐちゃぐちゃの道もあったり、狭いトラバースもあったりしました。道は草ヤブが無く整備されていました。ロープは無かったのでそれ程の急登は無く、普通の登山道でした。
 尾根を通る林道に出たのが13時26分です。猿倉岳は右(南)方面ですが一旦左(北)に向って、展望台に寄ってから更に林道を歩き、萱峠分岐を見落として戻ってヤブ道を萱峠方面に入り、牛舎跡から道が分かり難いススキ野を上って萱峠高置水槽に着いたのが13時57分です。春に来た時と違うのはススキが立っていた事です。
 林道に戻って猿倉岳方面に歩きました。14時19分に林道右にヤブだらけの坂道を見つけました。多分、地図上の679mの猿倉岳頂上に行く道のようですが、ヤブで入れないので割愛しました。14時26分に天空のブナ林の東コースに入り、ブナ林を通過して14時30分にふれあい広場に出て、茅葺きの山小屋をのぞいて、また西側のブナ林に入り、森のコンサート会場入口から猿倉岳頂上に14時36分に着きました。
 地図上では676m地点のようですが、表示は679m猿倉岳頂上となっていました。刈払いされ北側が伐採され、南蛮山やその向うに弥彦山や角田山が見えました。大分整備したようです。秋の日はもう傾いているので、ブナ林の中は寒くて日に当りたくて、先を歩きました。ブナ林を下って、14時43分に林道に出ました。天空のブナ林の西口です。ここで菓子を食べながらコーヒータイムです。


天空のブナ林西口の表示板

 15時00分に天空のブナ林の西口を出発して、ひたすら舗装林道を下り、途中から砂利道になり、県道515号分岐に15時33分に出ました。この辺から養魚池地帯を下り、15時47分にカマボコ民家の脇を通り、15時50分に三叉路交差点に戻って来ました。

○後記

 つい最近から、日に寄っては連続外出時間が7時間くらい出来るようになりました。それでもその日が晴れるとは限りませんし、この半日登山も結構面白く思えてまだ続けるつもりです。
 だから、4時間以内で行って帰れる近所の山を物色中です。
*刈谷田川ダムから往復する道院高原
*見附市の大平森林公園の周りを一周する途中の城山
*殆どが林道歩きの曾地峠の南にある柏崎市の大日山
*南魚沼市の八海山麓スキー場の上にある要害山
 こんなところが持ちネタです。
 自分は寒いのが嫌いなので、普通は10月で登山シーズンは終了です。もう午後から登山でも15時を過ぎると寒くなって来ましたからね。それとも低い山だったらまだまだ頑張れますかね。新しい経験なので自分でも分かりません。歩けるまで歩いてみましょう。