越後薮山高倉山。
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    2021年7月19日の気持ち

 2016年に来た時は砂防ダム本体が完成していたから、5年も経てば工事は終わっていると思ったのにまだ工事中。登山は出来るのだが整備はされていないようで、五十沢小学校でも登らないようだ。

    2021年7月19日11時49分
       高倉山頂上

 ヤブとはネットで知っていたし、ダムの関係者からも聞いたがこれ程とは思わなかった。今回の一番の強敵は急登でも猛暑でも無くヤブだった。でも頂上に着けると思っていた。が、八海山の頂上に雲。
○後記
 風呂から出ると意外に日に焼けて皮膚が火照って突っ張る。
 
ダムの河原と頂上以外は林の中の登山道だったが、木漏れ日でも紫外線は強いのだな。

 越後の薮山は手強い。夏草が繁る今が一番手強いかも。どうしても登りたいなら、秋いや11月上旬の雪が降る前がお勧め。
 
晴れていれば眺望も望めるし、草は衰え葉は散るから登り易い。ただ急登なのでその厚く積もった落葉が良く滑る。

              これぞ越後の薮山

am 7:25
ハスラーで出発。

am 8:21
小出のセブンイレブンでお握り2個パン1個の昼食を買って、トイレを借りる。







am 9:11
登山口の入口に五十沢ファミリークラブの門。着いたら係員がいて、ダンプが出入りするという。
それでも、入れるというので元芸術村の道を上って行く。道は新しくコンクリートで舗装されていた。





、車を停める場所には工事関係者の車が多数。関係者が少し下のエスケープゾーンに案内してくれて停めた。
 ヤブが酷くて途中で戻って来る人もいると言っていた。


am 9:30
ダムに向って右側が前回も登山口だったが、その右側が広げられ新しい胸壁が作られて、林を切り開いた新しい迂回の登山道があった。








am 9:39
左の河原に下りたのだが、夏草で河原では無く草原。ここからもう薮で、トゲの木や手が切れる葉の草が混じっていて危険。
赤リボンも下がっているが数が少なく道が分かり難い。






am 9:45
前にも登っているので、河原を挟んだ隣の尾根に取り付くはずと思って探すとあった。これはひっくり返った登山口の口の字か。
手前の土石流センサーの看板の方が分かり易い。






 後は一本道だが、これまたヤブで足元が見えない。しかも急登。


am 10:04
クモの巣を幾つも壊したし、小さいイモムシも幾つも身体を這っていた。虫さん、御免なさい。

 途中ヤブが少なく歩き易い場所もあったが殆どヤブ。






 合目表示は四合目(帰りに)と八合目があった。


am 11:21
尾根手前のヤブは灌木が伸びて枝が顔に当たる。一旦空も見える。
前回もここのヤブは濃かったが、今回は更に濃い。








 枝をかき分けて上がるが押し戻されバランスを崩したり、かき分けた手を戻す時に挟まれたりと悪戦苦闘。ここのヤブが一番手強かった。


am 11:34
崩れのロープ場を過ぎ岩場に上がり、振り向くと三国川(さぐりがわ)ダムが見えた。
日影が無くなるが、意外に直射日光が熱くない。雲で幾分遮られているから。







am 11:40
頂上直前。右下には六日町八海山スキー場が見える。
八海山のすぐ南の山で展望に最適だが、夏は雲が湧いてこの日も八海山の岩峰が見えない。
日陰が無いので眺望を見て写真を撮りすぐ下る。





 pm 12:15 八合目の大岩の前のスペースで昼食をとった。汗拭きにタオルを絞るとジャージャー汗が落ちる。無意識に拭いていたが血が付いていた。手や腕をヤブで切っている。

 pm 12:50 下山。下に来るにつれ気温が上がって暖かい風が吹いていた。八合目は意外に涼しかったのだと後から思った。

 pm 1:55 登山口のポンプ小屋脇に水道蛇口があったが残念ながら水が出なかった。

 pm 1:58 日の照る駐車スペースに戻って全裸になって持参の水で身体を洗って着替えた。

 pm 2:10 普段はしないのだがTシャツとパンツだけで運転した。

 pm 3:45 無事帰宅。