権現堂山三回目。
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    2021年11月6日の気持ち

 同じ年に同じ山は登らない主義だが、ルートが違うので良しとしよう。新しい道を開いて頂けるのは本当に有り難い。守門山岳会の皆さんに感謝です。林道権現堂北線終点からは下権現堂に最短距離。

    2021年11月6日9時50分
     権現堂山尾根の岩場

 正面が上権現堂山。左奥が猫岩と唐松山と思われる。権現堂の上と下では地質が違うように思えるが、上の頂上から鬼の穴(弥三郎婆の棲家)に下りると岩場がある。行く場合は遭難注意。
 今は魚沼市だが、合併前は守門村と広神村の境にある権現堂山。下権現堂山の東南東に上権現堂山があり、唐松山(一時高鼻山)まで道がある。
 登山口とルートも多いが、殆どの人が戸隠神社から登っているのは勿体無い。他にもあるかも知れないが、下記のように色々なルートを楽しめる。行く山に迷ったら選択肢が多いし近い権現堂山は魅力。
 今回は9月に発見した須川からの林道権現堂北線をハスラーで上がり、終点から登ってみた。

○権現堂と尾根伝いの山

 下権現堂山 896m
 岩場で見晴らし良好、下に弥三郎清水
 上権現堂山 997m
 前より眺望は良いが鬼の穴は勧めない
 唐松山 1079m
 山の中の山、近くに猫岩
 高鼻山 817m
 ここも松川林道奥が登山口
 明神山 759m
 羽根川林道奥が登山口、尾根に明神池
 大倉山 976m
 道無し、明神山の上の尾根でリタイア

○登山口

 林道権現堂北線 (2021年11月)
 9月の権現堂の登山で新道が出来ていたのを知る。ネットで調べて来た。林道は広くは無いがほぼ舗装で走り易い。この先すぐに林道終了。右の小さい空地に駐車。車道も入れて4〜5台程度のスペース。







 戸隠神社 (2021年9月)
 一番ポピュラーなコースで道も整備されている。神社から2コースに分かれ、直接下権現堂山に上るコースと、下権現堂と上権現堂の間の尾根道に出るコースがある。そこも下権現堂に近い方に新しいコースも出来て二股になっている。





 手ノ又沢 (2021年6月)
 中子沢から林道を入った所から上る。途中不動滝の展望所に川東地区遊歩道との分岐がある。上権現堂近くの東側に唐松山との分岐がある。
この手前の林に駐車スペースがある。







 アクシオムスキー場( 2005年6月)
 旧名権現堂スキー場で新しい名前になったが閉鎖になった。このゲレンデを上ると下権現堂への尾根道に出る。
写真は風魔氏とiwa氏。他にシュガー氏と下権現堂山を往復した。







 清本 (2010年6月)
 神湯近くの登山口。表示も道もしっかり付いている。ここもアクシオムスキー場の尾根道に合流して下権現堂に繋がる。地図では他にも道の点線はあるが未確認。
この時は下記にもあるが縦走の出発点。






 松川林道終点 (2004年9月)
 須原から破間川を越えた松川を遡った林道終点。急登の連続で、唐松山のすぐ隣のピークに出る。右に猫岩がある。今は荒れているかも知れない。左の尾根は高鼻山の登山口だが、こちらも今は荒れているかも知れない。バイクはイナズマ1200。





 川東地区遊歩道 (2009年5月)
 権現堂山から少し離れた南側にある低い尾根の遊歩道。上る道は幾つもあるようで中子沢温泉(廃止)からも上れる。上述の手ノ又沢にあるように不動滝展望所で合流して上権現堂や唐松山に上れる。







○周回コース
 実際に歩いたコース。単独なので自転車を使って登山口間を移動。

 下権現堂、上権現堂、唐松山縦走
 松川林道終点に車を置いて、自転車で清本まで走り、下権現堂から唐松山まで縦走。松川林道に下りて車で清本の自転車を回収。

 川東遊歩道、上権現堂、下権現堂縦走
 戸隠神社に車を置いて、川東遊歩道の登山口(よく分からずお墓から上った)から上権現堂、下権現堂と巡り戸隠神社に下りて、車で自転車を回収。

 唐松山、高鼻山縦走
 松川林道終点から唐松山に上り、高鼻山を周回して下りる。この時は何かの調査で道が開いていた。でも大分ヤブで木にはクマの爪とぎもあった。


○後記
 前回の浅草岳から12日後なので身体はまだ山の気分で快調に上れた。9月は上権現堂の頂上が遠かったが、今回は呆気なく着いた。意外に早く頂上に出たので「あれっ」と声が出て、休んでいた人を驚かせてしまった。気の持ちようもあるのかも知れない。