啓蟄仏滅弥彦山。
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      2023年3月6日

 2月に登る予定が気が乗らず3月にずれ込む。雪はあっても3月は春。来年こそは冬に登りたい。と言ってもロープウエーでだが。3月下旬になれば山野草が咲いて人も多くなるが、今は虫も花も見えず。


    2023年3月6日11時01分
       弥彦山頂上

 晴れて暑くてニット帽を脱いで頭にタオル巻き、長袖も1枚脱ぎウインドブレーカーの前も開けて歩いた。写真で見るとだらしないし、カッコ悪い。まあ何とでも呼んで。前は見晴らしが良かった頂上だが潅木が伸びて遮られているのが残念。みんなご神木か。

       弥彦山

 移住した分水は平野で、山と言えば国上山だ。繋がりで剣ヶ峰や黒滝城址があるが、どうも弥彦山の子分にしか見えない。やっぱり分水から望める弥彦山に引かれる。

 弥彦山がある事で分水の雪が少ないと思う。その代わり風が時々強いのも弥彦山のせいかも知れない。越後平野と弥彦山は切っても切れない関係だ。

 分水から車で30分程度で登山口に着く。去年6月に左足の痛みで救急搬送された。今の所日常生活には支障は無いが、大事をとった生活をしている。

 そんな訳で今年もロープウエーでの弥彦山が登山の事始。


               弥彦山の見所

 弥彦山ロープウエー 9時32分
やまひこ号と中央で手を振ってすれ違い。こちらはうみひこ号。
谷を上るロープウエーで両側は尾根。上に行くに連れ残雪が点々とある。
通年運転だが3月20日から3月31日まで点検の為休業。
大人往復1500円。





 弥彦パノラマタワー(故障) 9時40分
回転しながら上下する展望タワー。スカイライン脇が入口、タワーから展望食堂まで斜行エレベーターがある。
去年から故障の為休業中。春の営業シーズンに再開出来るか。
スカイラインも冬の通行止で雪がある。





 太平園地 9時48分
弥彦山と多宝山の間にある丘。風が強いのか雪が無い。
昔、ここからハンググライダーで飛んでいた人を見た。
鉄筋コンクリートの東屋があったが解体されている。
右奥は多宝山。







 多宝山 10時11分
確か昔は自衛隊のレーダー基地で常駐者がいた。左に作っているのは居住棟のようだ。
スカイラインから資材運搬用のモノレールもある。工事は今年の11月までの予定になっている。
ここは見晴らしが良くないが更に悪くなるのか。





 展望食堂(冬季休業) 10時45分
2014年4月に表参道から登った時に初めて利用した。昼御膳980円。
斜行エレベーターの機械室に作業員2名。
ロープウエー山頂駅からここまでの階段は除雪してある4月1日開業。
山頂駅で長靴の貸し出しもしているが行楽客はここまでで戻るようだ。




 テレビ塔群 10時54分
九合目からの坂を上るとテレビの電波塔が並んでいる通りでこれはBSN。
通り沿いにアジサイが植えられているそうだが、アジサイの花の時期には来た事が無い。
この先で一旦下ってまた上る。






 弥彦神社奥の院 10時59分
雪は10〜20cm程度。
雪の深い時に1月か2月にスノーシューで来たかった。ここにライブカメラがあると助かる。
右に見えるのは裏参道方面の道の脇に立つ一番端の電波塔。
手前の社務所は休業中だがここの賽銭箱は営業中。





 海の眺め 11時2分
大河津分水の日本海出口と寺泊の町が見える。
能登半島まで見えそうな気がする。
韓国から戻る機上で能登上空を過ぎるとまもなく着陸態勢に入った。
この下を通る登山道に能登見平という地名がある。






○後記
 啓蟄とは暖かくなって虫が這い出して来る日らしい。弥彦山は雪があって花も無いのに登山虫が沢山這い出して来ている。下から自分の足でご苦労な事だ。
 自分は下々の者と違うので文明の利器(ロープウエー)で上った。自分の金で好きなようにしているのだから、登山虫に引け目は感じていない。
 雪のスカイラインの上の足跡が道になった脇に1本の筋。どうやら自転車虫も出て、通行止のスカイラインを上って来たらしい。